検索窓
今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:17,824 hit

悪ふざけ(?) ページ9

『っ………‼っはぁ……はぁ……』
悪い夢を見た。

何もない真っ暗な所で一人きり。

ただ、うっすらと見える影が私を見つめていた

「愛してる」
そう呟くと、影は手のような『何か』を私に向けて

まっすぐ、私だけを狙い、伸ばした。

そして、今に至る。

激しい倦怠感と嫌悪感を抑え、私は時計を見つめる。

『ね……寝過ごした……』
そう考え、私は急いでメイド服に着替える

すると、ノックと共に「ちょっといいか?」という少年の声が聞こえる。

『どうぞ……』
「お、おう…」
入って来たのは、三白眼の目付きの悪い黒髪の少年…

スバルが入ってきた。

「そ……その……」
『…?』
首をかしげ、スバルの返事を待っていると、予想外の返答が返ってきた。

「その…は、初めまして、だよな?」
『え……?』
何をいっているんだ、この少年は。

そう思い、私も何か返そうと思い、咄嗟に出た言葉を…
『何を…言ってるんですか?…スバル……さん…』
「え…Aは、俺を…お、覚えているのか?」
『覚えてるも何も…スバルさんは一週間前にこのお屋敷で…』
そう言うとスバルは、一息吐くと、「話がある」と真剣な目で私を見つめる。

「俺は…死に戻りをして…!」

スバルは、覚悟を決めたような表情で、私に訴えた。

『死に……戻り………?』

「あ…あれ?Aに話しても…Aだからか…?」
『???』

スバルは私を見て、少しだけ嬉しそうに微笑むと

「あー…死に戻りって言うのはな…」
と、説明を始めた…

この『死に戻り』という能力が

私の運命に、執拗に、密接に関わってくるなんて

今の私には、よく分からなかった。

精霊→←書庫



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (30 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
33人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

リリィなモモ(プロフ) - 面白いから最後まで読んでたら終わりって書いてあった…続き、ひっそりと楽しみにしてます (2022年5月17日 21時) (レス) @page10 id: e604e437d5 (このIDを非表示/違反報告)
- 皆さんに賛成ですね! (2021年3月18日 20時) (レス) id: 4032c9a3e8 (このIDを非表示/違反報告)
そらね - 続きお願いします!!! (2020年10月12日 16時) (レス) id: 4fd123f034 (このIDを非表示/違反報告)
柘榴(スマホver.(プロフ) - 続きまってまーす (2019年4月19日 22時) (レス) id: 2084ff8182 (このIDを非表示/違反報告)
俺の名前はナツキスバル!(スバルくんの大ファン) - 完結してませんよね。続きがあると思うんですが。 (2019年4月6日 19時) (レス) id: 09077b77bd (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作成日時:2017年4月27日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。