五時半のかごめさん

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2時間目 体育









ピィ━━━━━━━━━━━━━━━！！



試合が始まった。




今日は案の定バスケだった。



確かAは運動神経がよかったようn｢寧々ちゃんっ、パスっ！！！！｣



と、いきなり葵に言われ


顔面にボールが飛んできたと思った、ら、





目の前で誰かがボールをとってくれたと思った、ら、




自分の手に違和感を覚え、自分の手を見た、ら…






…ボールもってた！！！！？


八尋寧々！！なんという反射神経！！


考え事をし、気づけばボールは目の前、

やばいっ！と思ったら、




…自分でとってた()



え、ちょっと私そんなに反射神経良かったっけなんて思っていたら、




『八尋ぉ〜どーしたの〜？』

と、ニッと笑ったAがいた。



そして手にはボールが。



あ、とられた…()





そう思いながらもAの姿を見る。



Aは敵を華麗にかわして


普通にレイアップシュートを決めていた。




授業中の間Aは







『葵っ！！パスっ！！！！』とか言ったり、

．

『え〜、バスケ部のみなさん私に手加減しているのですかぁ〜？笑』とかバスケ部を煽り、

．

『よいしょっ！』とかいってシュートを決め、








ピィ━━━━━━━━━━━━━━━！！



気づけば、




体育も終わっていた()









＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿






更衣室にて、









｢ああああ〜〜〜！！！｣



花子くんに、自分で忠告しときならが

なんにも情報つかめてない！！


しかも花子くん私を気遣ってか、大人しかったし！





｢…どうしたの？寧々ちゃん｣



『バスケでいいところ見せられなかったとか〜？私今日頑張ったぞ〜！笑』


なんて、Aはとびきり笑顔。



まあ、確かにAかっこよかったけど！！？



｢…Aむかくつううう！！！｣





『八尋かーわいーーー』

なんて馬鹿にするA。




そのいじめるときも、


バスケ中に見せた笑顔も、









．









．









どこか、花子くんに似ていた…

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