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66話 ページ28

Noside



場所は代わり―――




紫龍『お前一人死に、仲間どもが全てお前の尻拭いをするために死んでゆくのがお望みならな―――』


先程の言葉が蓮華の頭の中に冷たく響き渡った。
段々と瞳から光が消えていく

そんな絶望する蓮華とは反し、歪んだ笑みを浮かべ見下ろす紫龍。


蓮華「ッ…お、まえッ」


紫龍「お望みなんだろ?」
 

蓮華「止めろッ!しりゅッ、……く」


頼むように言い放つ蓮華の首を再び締め上げた。首が千切れるほど強く


紫龍「まぁ…俺はそこまで腐ってないさ


選ばせてやるよ、お前に」


蓮華「くッ」

 
紫龍「俺の玩具になるか



それとも、逃がした奴ら…いや


お前の仲間を皆殺しにされるか


さぁ、選べ……。お前の選択で、アイツらの運命が変わるぞ



仲間を見捨てるか



それとも自分を俺に売るか…どっちだ?」


聞こえてきたその問いに答える間もなく、はっきりとしていた意識も朦朧としていく

 
蓮華「ッ…」

 
紫龍「さぁ、どうする」

 
そう紫龍の目的、それは


蓮華を生きさらばさせ絶望に落とすのが紫龍の企み

 
だが蓮華はそれを知りえながらも

 
蓮華「ッ――――――





分かった………お前の玩具にでも、何にでもなるッ






だから……頼む



もう彼奴らを巻き込まないでくれッ―――――」

 
朦朧とする意識の中紫龍の提案を呑んだ

すると紫龍は、クツクツ……喉をならした。まるでもう何もかも自分の自由自在だと言うように…。


 
紫龍「あぁ、良いだろう」



 
その言葉と共に段々と蓮華の首を締めていた力が弱まっていった。
一方蓮華は左手を紫龍からスッ…ゆっくりと離す。

そんな蓮華に目もくれず歪んだ笑みで言葉を続ける紫龍


 
紫龍「屈辱だろうな、この俺に買われるとは


クククッ…」



 
蓮華は顔を歪ませ紫龍を睨み続ける。


 
その睨み続ける瞳を見ると、ニヒル…と紫龍の口角が上がった




紫龍「じゃあ、まず一仕事だッ…。




お前のその髪切り裂いてやる。




そうだなァ、顔にも傷をつけてやろうか?それとも耳が良いか?」


 

蓮華「ッ、」


再び首を締めつける紫龍の手は弱まる事を知らない。


紫龍「返答がないということは、両方が良いんだなァ?

んじゃ、望み取りに髪も耳を切り裂いてやるッ!」





刀を振り上げた






その時―――――
 





??「―――――――おい






ソイツに







その女に、何してやがる―――――」

67話→←65話 銀時side 〜途中から白兎side〜



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Rina - イズコさん» 返信遅くなりすみません。コメントありがとうございます!次回もお楽しみに また気軽に来てくださいね! (2018年4月22日 16時) (レス) id: c093c511f6 (このIDを非表示/違反報告)
イズコ - 次回も期待してます! (2018年4月20日 8時) (レス) id: 6bceb10793 (このIDを非表示/違反報告)
Rina - 妹紅さん» 返信遅くなりすみません。まず視聴してくださってありがとうございます。最新話一様今日更新しましたので…。よければ見てくださると嬉しいです。では…by 作者 (2018年4月17日 18時) (レス) id: c093c511f6 (このIDを非表示/違反報告)
妹紅 - 続きが気になります。よければ書いてください (2018年4月16日 17時) (レス) id: 7c7ed78e04 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Rina!!!ワンピース、銀魂大好き | 作成日時:2018年3月23日 17時

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