40話 ページ44
放送「今入った情報によりますと野球部顧問の寺井先生は試合前から重病で…野球部部員も先生が心配で野球どころじゃなかったの事」
放送「それを見かねた理事長先生が急遽指揮を執られるそうです!」
E組は理事長先生の戦略に押され打つ手なしになってしまった
赤羽「ねえこれズルくない理事長センセー?こんだけジャマな位置で守ってんのにさ審判の先生何にも注意しないの 一般生徒もおかしいと思わないの?」
赤羽「あーそっかぁおまえらバカだから守備位置とか理解してないんだね」
生徒「小さいことでガタガタ言うなE組が!」
生徒「たかがエキシビションで守備にクレームつけてんじゃねーよ」
野球部はE組のバント地獄の真似をしてそのまま返した
放送「あっという間にノーアウト満塁だ!一回表のE組と全く同じだ!最大の違いは!」
放送「ここで迎えるバッターは我が校が誇るスーパースタート進藤くんだ!」
放送「この前進守備は!」
磯貝君とカルマ君とがバッターに近づいた
赤羽「明らかにバッターの集中を乱す位置で守ってるけどさっきそっちがやったときは審判は何も言わなかった 文句無いよね理事長?」
理事長「ご自由に選ばれたものは守備位置ぐらいで心を乱さない」
赤羽「へーえ言ったねじゃ遠慮なく」
放送「ちっ…近い!前進どころかゼロ距離守備!振れば確実にバットが当たる位置で守ってます!」
「どうしよう怪我しちゃうよ…」
私は怖くて小さく震えていた
片岡「大丈夫!あの二人は動体視力がいいから!」
私は祈るような気持ちで試合を見た
進藤くんのスイングとともに二人は後ろへ跳んで怪我はしなかった
そのあとE組は順調にいき
放送「ゲゲームセット!…なんとなんと…E組が野球部に勝ってしまった!」
矢田「キャーやった」
中村「男子すげぇ!」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
女子「男子おめでとう!」
杉野「ありがとう!女子もバスケ部のやつらにいいとこまでいったんだろ?」
矢田「まぁね!」
磯貝君どこだろ?
「あ!磯貝君お疲れ様!」
磯貝「ありがとう!」
「あ、あのね…バットが当たりそうで怖かったの…でも怪我はしなかったからよかった」
磯貝「うんそうだね」
赤羽「Aちゃんってさ怪我とか死を異常に恐れてない?」
「わかんない!」
赤羽「…ごめん今のは悪かった」
「わかんないの!」
そう吐き捨てて走り去ってしまった
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作者名:唯花 | 作成日時:2020年5月4日 12時