波乱万丈 (ページ34)

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34 それでもページ34

新山「Aちゃんの好きなところか〜。俺まずここで十個出せるけど一旦聞く？」

『一応…。』

新山「おっ、じゃあ1つ目から順に言ってくな。
1、ネタのときとのギャップ
〜〜〜
9、世話焼きなとこ
10、ご飯が美味しいとこ
その彼氏やめて俺に毎日味噌汁作ってくれん？」
(新山さんは結婚されてないことにします！すみません！ほんとに！🙏)

『へ？』

なかむら「はぁ？」

いや、今なんて？

新山「いや、十個言って思ったけど、俺にせえへん？そんな不安にさせないくらい毎日好きなとこ言うよ？」

なかむら「いや、新山さん。それはダメです。僕が許しません。」

新山「お前は彼氏ちゃうんやろ？ほなAが決めることやん」

『すみません。お気持ちは嬉しいんですが、私はやっぱり彼がいいので。』

新山「でも不安なんやろ？その彼が自分のこと好きでいてくれてるのか。」

『自信はないですけど…彼は誰よりも私を一番わかってくれてます。それだけでいいんです。たとえ風斗くんが私のこと好きじゃなくても、それでも私は風斗くんと生きていきたい。』

新山「気持ち、すごい伝わったわ。悪かった。で、その"彼"っていうのは京極なのね？」

『あっ。』

新山「まあ、でも、Aちゃんに"京極が自分のこと一番わかってくれてる"っていうのがちゃんと伝わってるなら、それが京極からの最大の"好き"なんとちゃうん？」

『難しい…。』

新山「やっぱり本人に聞くのが一番よ。今日は悪かったな、頭冷やすわ。今度お詫びさせて！なかむらにも！」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

なかむら「ごめんなあ、俺ちゃんと守りきれなかった。」

『気にしないで！私、風斗くんのこと大好きなんだなって再確認できた！』

なかむら「ほんまによくないわ…新山さん。気持ちはわかるけどなあ。強引すぎる。」

『確かに、ちょっと怖かったかもね』

なかむら「あの人も結構愛重い人ですし、その分本気だったんだと思います。」

『嬉しいことだね』

なかむら「ほら、そういうところ良くないですよ。そのままだとまた犠牲者を増やします。」