波乱万丈 (ページ26)

今日:12 hit、昨日:116 hit、合計:16,093 hit

26 電話ページ26

『いま、電話かけたら迷惑だと思う？』

浦田「いんじゃないの？今の時間だったら多分ちょうどいいでしょ。」

『ありがと。』

出てくれるかな、忙しかったらどうしよう。

［京極「もしもし〜？A？」］

『風斗くん、いま大丈夫？』

［京極「え、むっちゃ鼻声やん。俺は今全然大丈夫な時間だけど…どうしたん？」］

『顔、見せて。お願い』

流石にわがままだったかな…？

［京極「ん、いくらでも見てってくださいな。でもそっちもビデオにして。心配。誰か看病してくれてる？大丈夫なの？」］

こういうとき、意外にも風斗くんはすごく心配してくれる。
心配してくれるのが意外なんじゃなくて、"すごく"心配してくれるところが意外なのよね。

『やっぱり落ち着くね、風斗くんの顔は。勇太が来てくれてるから、こっちは大丈夫だよ。ただの風邪。』

浦田「僕が責任持って看病させていただいてまーす」

［京極「浦田か。まあ、なら大丈夫か。明日の夕方には帰れるから。それまで辛抱してな。そばにいれんでごめん。」

勇太は風斗くん公認。じっくり観察した上で、勇太は安全だと認識したらしい。
だからやっぱり高比良くんの人選は間違ってなかった。

『本当にありがとう。だいぶ元気出た。明日楽しみにしてる。』

浦田「あ、もう夜ご飯の時間やん。どうする？何食べたい？買ってくるよ」

『オムライス…作って？お願い！』