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os「さ、さ、寝ような」
優しく寝室に連れていかれて
戸惑っている私はどんどんオスマンさんによって服を着替えさせられた
スーツから、寝巻きに着替えさせられた時には
もう抵抗する気力なんて残っていなかった
os「んで、ショッピくん、頼んでいいめぅ?」
syp「ん、了解っす」
聞いたことのない声が聞こえて
私はそっちを向いた
ベッドの上にはダボっとしたTシャツを着ている
少し癖っ毛の男の人が欠伸をしていた
syp「Aさん、寝ましょ」
『ん...』
おいでおいで、と手招きされて
ふらっとショッピさんの方に行ってしまう
近づくとポスッとベッドに寝っころがらされてオスマンさんは部屋から出て行ってしまった
『あの、?』
syp「ああ、俺は、ショッピっす。チーノの言うとった十三人のうちの一人やから、安心して眠って大丈夫っすよ」
布団をかけられて、頭を撫でられながらそんなことを言われる
不思議と体がぽかぽかしてきて眠くなってくる
んー...最近、遅くまでの残業続きだったから、ものすごく眠たい、
ってか、明日も仕事だから、早く寝なくっちゃ、
あ、その前に、アラーム...
syp「あれ、なんか探してます?」
『あ、いや、スマホを...アラームかけなきゃ、』
syp「アラームなんてかけなくていいっすよ」
『え、でも、仕事......あるし、』
syp「...明日、朝、時間になったら起こすんで大丈夫っすよ」
『...ほんと、?』
syp「ほんまっすよ。...さ、はよ寝ましょ、もう眠いやろ?」
『ん...』
妙に落ち着くショッピさんの声を聞きながら目を閉じると
腕枕をされて、もう片方の手でとんとんって優しく背中を叩かれだした
優しく叩かれてどんどん眠くなっていく
syp「明日からは何にも苦労せんくてええっすからね、今まで辛い思いしてきた分、沢山楽しましょ」
何にも苦労しなくていい、?
ショッピさんの言うことが本当だったらいいのに、
syp「大丈夫、何にも考えれなくなっても、俺は絶対、Aさんの味方っすからね、沢山甘やかしてあげますよ、」
ふわあ、と欠伸混じりの言葉が聞こえて心が軽くなる
何にも考えれなくなっても、いいって、
それが、本当だったらいいのに、
syp「やから、ね?早よ、寝てしまいましょ?」
『...ん』
ショッピさんの柔い優しい声を聞きながら
私はギリギリだった意識を飛ばした
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喘息ですっ★(プロフ) - ちょい。〜最近kpopはまり中〜さん» そう言ってもらえて嬉しいです...!ありがとうございます、!!! (2月18日 21時) (レス) @page14 id: 2d8eabd04b (このIDを非表示/違反報告)
ちょい。〜最近kpopはまり中〜 - あぁ泣きそうになってきた...唯一の心の拠り所の作品です。いつもこの作品を読むことで楽になります。ほんとにありがとうございます! (2月18日 11時) (レス) @page22 id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
黒無(プロフ) - こちらこそっ。いつも読ませていただいてます。ほんとありがとうございます! (2月13日 21時) (レス) @page22 id: b5626f3054 (このIDを非表示/違反報告)
喘息ですっ★(プロフ) - 黒無さん» 泣かないでください...!いつもお疲れ様です...!!!読んでくださりありがとうございます! (2月13日 20時) (レス) @page16 id: 2d8eabd04b (このIDを非表示/違反報告)
黒無(プロフ) - あぁ、あれ?涙が止まらないなぁ(泣)なんでだろ。 (2月13日 17時) (レス) @page9 id: b5626f3054 (このIDを非表示/違反報告)
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