禪院家の出来る子は愛を知らない。【呪術廻戦】

学長先生 ページ8

学長「何故お前はここに来た。」

『あー、え？』


何を言ってるんだろう…この人。







学長「何故、呪術師を目指す？」

『…楽しいじゃないですか？』

学長「何がだ？」



何がって…。



『自分が誰かの命を握る。
それって結構楽しいんですよ？』



自分が救った人の感謝を聞くたびに、
心が軽くなる気がする。

…我ながら、最低な思考だな。





学長「…悟。」

五条「分かってますよ。」


あぁ、僕みたいな思考の持ち主は離反する可能性が高い。

それに、僕は伏黒甚爾の実の子供だ。




この人たちが知ってるのかは分からないけど。




『大丈夫ですよ、僕。離反はしません。』

出来ない。あの家に、縛られ続けている。





学長「…別に誰かの命を握るためなら呪詛師でも良いだろう」

『…そうなれば、僕は用済みです。』

呪詛師なんて家の汚点。
すぐに殺される。





『…僕は、自分の居場所を失いたくない。』

たとえ、それが偽って作られた居場所でも。

嫡男として偽られた居場所でも。





僕には……私には、そこしか居場所は無いから。


『強いと、失わずに済む。


僕は、僕のために呪術師になる。
それで救われるなら勝手に救われてろ。って言うのが…

僕の考えです。』





五条「それってサー嫡男って言う位置付けー？」

…ウザいな。




『そうです。僕は僕のために強くなる道を選びます。』

いつか、皆を圧倒出来るほど、最強と呼ばれるほど…





強くなる。



学長「…合格だ。悟、寮に案内しろ。
それと、恵の事もな。」




めぐみ…？


誰だろ。同級生とか？

女の子…。めんどくさいのはお断りだ。

伏黒恵→←設定(めちゃくちゃ今更)

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