鬼になりましたが何か？(泣)【鬼滅の刃】

拾参 ページ14

.



「やめろぉぉ！！！なんで別の生き物を見るような目で俺を見てんだぁぁ！！」



もう一度言うね？


うるせぇ()



もー少し静かにしんさい！！



その後もくそうるさかったのでミュートにしました←



「俺の名は竈戸炭治郎だ！！」


「そうかいごめんなさいねぇ！！」



へぇ、炭治郎っていうんだー。

よし、炭ちゃんって呼ぼう！(嘘)



「俺は我妻善逸だよ！！助けてくれよ炭治郎！！」



…何この自己紹介？？


炭治郎さんは、兄さんの肩に手をおいて優しい声でこう言った。



「助けてくれってなんだ？なんで善逸は剣士になったんだ。どうしてそんなに恥をさらすんだ？」



…言い方酷くね？

あれ、見た目からして凄い優しそうなんだけどな、てか声も優しいんだけどな


案外毒舌？？


兄さんは、なぜこうなったのかを説明した。



「女に騙されて借金したんだよ！！借金を肩代わりしてくれたジジイが育手だったの！！」



……よく考えると結構辛いよね


こっちは本気で好き(だと思う)のに、相手は手すら握ってくれないし、借金まで…



「毎日毎日地獄の鍛錬だよ！！死んだ方がマシだってくらいの！！俺には！俺の生きる意味は妹しかいないんだよぉぉ！！！」


『……』



えっ…兄さん……


キュンってきた…キュンッって！！



「…妹……そういえば、この子からは鬼の匂いがするんだが…というか、鬼…だよな…？」



はえ…匂い…？
兄さんは耳で…炭治郎さんは鼻…か。

…うーん、斬られちゃう……のかな…



「エッ！？匂い？！嘘でしょ匂い！？じゃあこっちからも言わせてもらうけど炭治郎が背負ってる箱から鬼の音っ…が…」



兄さんがそう言うと、炭治郎さんは不安気で、申し訳なさそうな顔をした。


……なんで、なんでそんな…



「……やっぱりおかしいか？」


「えっ」


「鬼を連れてる鬼殺隊士なんて…」



…安心して。


この人も連れてるから←



『………うー』


「え、A！？何して…」



ちょっと可哀想だったので、なでなでしてあげました。

恐らくだけど、この人一人っ子じゃなくて…兄妹いるよね？


ついでに…これ兄の方だよね？弟じゃないよね？？


え、そうだよね？？



「………」


『うー』


「……(何あれ何あれ何あれぇ！！俺もAに撫でてもらいたいんだけどなんで今会ったばっかのやつ撫でるんだよおかしいだろ俺も撫でてよ！！)」



心の声ダダ漏れですけど


大丈夫だよあとで撫でてあげるからぁ(多分)

拾肆→←拾弐

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す