【鬼滅の刃】ねぇ無一郎くん、こっちを向いて。

ねぇこっち向いて 33 ページ41

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目が覚めた、と思ったら無一郎くんに抱きしめられていた。







無一郎「…ばか、ばかぁ……」



『む、無一郎くん…!?そんなに泣いて、どうしたの……』







ひたすらに泣きじゃくる彼の背中に手を回し、よしよしとなでる。
その後すぐにしのぶさんも駆け付けて来て、アオイちゃん達とかも来て、伊黒さんも来て……みんな泣くからお通夜かな?とも錯覚した。←









伊黒「…すまない、守れなかった。」




『な、何故伊黒さんが謝るんですか!?柱でありながら、2週間も気を失うほどの怪我をするだなんて不甲斐ないですよ…』




伊黒さんだけでなく、鏑丸までしょんぼりしちゃっている。









『むしろ、私が申し訳ないです。伊黒さんが最初にかばってくださったおかげで、戦えました。本当に、ありがとうございました!!』





と言ってお辞儀をしようと思ったら、身体中がﾋﾞﾘﾋﾞﾘｯと傷んだ。









『…っ!!!!!い、痛い………!!』




無一郎「…A!?」









ぐっと堪えると、無一郎くんが心配そうな顔して私の顔を覗き込んだ。








しのぶ「Aさんは元·十二鬼月の下弦の参と戦って、身体中に毒のある棘が刺さっていました。手術で何とかしたのですが、絶対安静です。」





そっか、あれ元十二鬼月だったのか…。









……




その後も宇髄さんとか、煉獄さんとか、炭治郎くん達とか、沢山お見舞いに来てくれた。
…まあ、何故か常に隣には無一郎くんがいたけどね。笑







無一郎「…ねぇ、A?」





『ん?なぁに、無一郎くん。』







煉獄さんが帰った後、ふと名前を呼ばれた。

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