【鬼滅の刃】ねぇ無一郎くん、こっちを向いて。

ねぇこっち向いて 14 ページ15

無一郎「君の瞳に恋してる」







『え、ちょっと大丈夫かな一旦帰ろうか炭治郎くん。』





なんて言ってキザすぎるセリフを言う無一郎くんをスルーして踵を返す。
きっとこれはなにかの悪い夢だ。
いや、でも無一郎くんがキザなセリフを言うなんてむしろいい夢なのか。
なんて考えていると、




しのぶ「あ、Aさん!!」





しのぶさんが出てきた。



『あー!!やっと見つけたしのぶさん!!てか無一郎くん大丈夫!?!?私にあんなキザなセリフ言うなんてもう耳おかしくなったのかな私!?あ、そういえば炭治郎くんが怪我しました。手当てお願いします!』





なんて師範ゆずりの弾丸トークをする。
と、どこからか蜜璃ちゃんが出てきた。




蜜璃「はぁっ!!Aちゃんっっ ﾑｷﾞｭｳ」



『ぐえっ』



突然抱きついてきた蜜璃ちゃん。
どうしたんだろう、と思えば




蜜璃「ごめんねぇええええそんなつもりはなかったのよ!過去の私が悪いわ!!」



『…ん?』



すごいわんわん泣きながら蜜璃ちゃんが謝ってきた。
理解し難い状況に困っていると、しのぶさんが説明してくれた。




しのぶ「いや、実は……」






それはつまりこう。
先月なぜかキザなセリフにハマっていた蜜璃ちゃんが、しのぶさんに飲んだらキザなセリフばかり言っちゃう薬を作ってもらったんだって。で、それを冨岡さんに飲ませて遊んでたら楽しかったこと。
そして今日無一郎くんが、しのぶさんになぜか惚れ薬を作って欲しいとか言い出して探してたらあったけど、実は本当の惚れ薬とキザなセリフを言っちゃう薬の瓶が同じだったらしく、無一郎くんが飲んだそれはキザなセリフばっかり言っちゃう薬だったらしい。←





『え、ごめんすごく訳わかんないし、作れちゃうあたりしのぶさんやべえ』←




蜜璃「ほんとよね!!キュンキュンするわ!」




いや、どこにキュンキュンしとんねん!!←



『いや、それでその薬の効果はどのくらいなんですか?』


肝心なとこ、まだ聞いてなかった。




しのぶ「うーん、冨岡さんの時は飲んだ日から2日でしたね。」




『2日かあ〜…………………え、長くないかそれは』



なんて思っていると、無一郎くんがこっちに来た。



無一郎「ねえA。マッチ持ってるの?」



え、可愛いその首コテンって。←





『え、持ってないけど、、?』



そう言うと無一郎は少し微笑んでこう言った。




無一郎「じゃあどうやって僕の心に火をつけたんだい?」



『』

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