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手 ページ8
今日は一人で花畑に行ってきた。
善逸に渡すための、花指輪を作るために。
高価な物は買えないことはないけれど、きっとそれでは気づかれてしまうから。
ーー
『ぜ、善逸…!』
昨日のことがあったからか、少し言葉に詰まってしまう。
善逸「A! どうしたのー?」
しかし、当の本人は気にしていないようで、こちらとしても気が楽だ。
『手、出して』
善逸「こう…?」
差し出された手を掴むと、自分のと比べてごつごつしていて、やはり男の子なのだな…と実感する。
そして、指輪をはめる。
これは自分でも、少し照れ臭く感じた。
『はい、綺麗にできたから、善逸に』
善逸「ありがとう…!」
…やっぱり気づかない。
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作者名:あるてぃめっと侍 | 作成日時:2023年9月20日 21時