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〈善逸〉



俺と伊之助は、隠の人に連れられて、辺り一面が藤の花に囲まれた屋敷にやってきた。

連れてきてくれた、隠の女の子がとても可愛くて道中沢山話しかけたら、伊之助からうるさいとゲンコツを喰らった。





着くなり、背負われていた俺達は、門前で雑に下ろされた。決してご無礼はするな、と念を押されて。





「ね、ねえ伊之助。そんなに怖い人なの?ここの屋敷の人。え、だっておかしいよ。」

「だって、あんなにそそくさと帰る?!」

「え、俺達はどこに連れられてきたわけ?!」


「うるせー、もんいつ。早く行くぞおら。」





そう言って、怖い物なしの伊之助は、俺を引きずりながら門をくぐる。





屋敷の扉を叩くと、すぐに扉は開いた。





〔いらっしゃい。どうぞ。〕


と迎えてくれたのは、とても美人な人。





ええええええええええ、こんな美人いるなんて知らねえよ!は?え、誰?!





〔あ、申し遅れましたね。〕

〔華柱の華未Aです。これから、よろしくお願いしますね。善逸さん、伊之助さん。〕





「あ?なんでお前、俺の名前知ってんの。」

ばこん。

「お、おおお前なあ!柱様に向かって、どんな口聞いてやがる!すいませんんんんん!」




〔いえいえ、いいですよ。疲れてるでしょうから、お部屋に案内しますね。〕





かわいい。かわいすぎる。

そして、やさしい音がする。





とてもやさしい音。

それでいて、懐かしい音だ。

伊→←炭



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夢世_yumese_(プロフ) - オリジナルフラグ外しましょう! 違反報告される場合があります。 (2020年2月10日 16時) (レス) id: 093bdce514 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年2月10日 0時

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