もう一度会いたい・・・～守りたいもの～ Part１【絶鬼】 (ページ16)

今日:12 hit、昨日:17 hit、合計:447,678 hit

１５　絶鬼Side ページ16

Aは僕の前から一歩も動こうとしない顔は前を向いているから見えないけどたぶん・・・恐怖で歪んでいるんだろうなと思う。
だって肩が小刻みに震えてるんだもん僕は安心させるために後ろからAを抱きしめた。

貴「？！絶鬼？」
絶「大丈夫だよA。僕は居なくならないよ」
貴「で、でも！！」
絶「僕が大丈夫って言ったら大丈夫なんだよ？それに、Aは僕がどれくらい強いか知ってるでしょ？」
貴「うん、そうだったね(微笑」

僕はAを後ろに下がらせた。だってさ好きな女の子に守られるってなんか、かっこうつかないじゃん？

絶「さぁ、続きを始めようじゃないか」
ぬ「あぁー！！！！」

やっぱり心配なのかAは僕の制服の裾を握ってきた。ほんと心配性だな・・・Aは(微笑
僕の目の前には、鬼の手を振りかざした鵺野がいた僕の顔にあたりそうなところで素早くその手を振りはらった。鵺野はそこら辺の植物に叩き付けられて地面に倒れた。

ぬ「っ！」

僕はAの方を振り返ってまた、抱きしめた。

貴「絶鬼・・・良かった」
絶「だから言ったろ？大丈夫だって」
貴「そうだね、にしてもまた、強くなったんじゃない？」
絶「まぁね」
貴「ん？・・・絶鬼！避けてっ！」

Aはそう言って僕を突き放した。僕はその理由が解らなかったでも、その答えは次の瞬間わかった

貴「結界！」

Aの前には結界がはられ、ぬ～べ～の鬼の手がその結界を貫きそうな勢いで当たった

貴「っ！！！」
絶「A！！・・・鵺野、僕のAに何してるの？それに僕の隙をみて攻撃して来るなんてね。人間の考えてることは本当に意味が解らないよ」
ぬ「・・・すまんAでも、お前も敵ってことは・・・しょうがないんだ」

Aはどこか悲しそうな顔をして俯いた。
ぬ～べ～は僕の方に向き直りまた、攻撃してきたが僕からしたら虫のようだった。流石になんか飽きてきたから終わりにしようか。

絶「そろそろ、リフレインも終わりにしようか？」
ぬ「まだ・・・終わってないっ！」
絶「くどいんだよ！」

こいつのしぶとさは頭にくるよ本当に・・・僕は鵺野に向かって手をかざしすと苦しみだした。もう二度と立ち上がれないくらいにしてあげるよ
どんどん、鵺野との距離を詰めていくとさらに苦しみだす。そうだ、この声だよ！人間がもがき苦しむ声は最高の曲だと思うよ。

貴「・・・もういいよ。絶鬼後は私が・・・」