もう一度会いたい・・・～守りたいもの～ Part１【絶鬼】 (ページ13)

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私と絶鬼は裏庭の階段に座ってぬ～べ～が来るのを待っていた。

ぬ「ハァ…ハァ…」

あっ！ようやく来たねまちくたびれちゃったよ。

ぬ「A？！なんで絶鬼と一緒に・・・それに絶鬼。お前が鬼だったんだな」
貴「やっぱり驚くよね～まぁそれがあたりまえの反応か・・・それに絶鬼が鬼だってよくわかったね」
ぬ「A・・・君はいったい何者なんだ？」
貴「はぁ・・やっぱりいつか言わないとって思ってたしちょうどいいかな。・・・私は陰陽師で神崎家の次期党首だよ。それと、ぬ～べ～・・・絶鬼のお兄さん・・覇鬼って言ったら解るなかな？その妖怪を開放してくれないかな？」
ぬ「？！」

正直あまり私に関してのことは言いたくないんだけどね。ぬ～べ～はというと吃驚したような顔をしていた。

絶「・・・気づいたときにはいつも遅すぎる。人間って本当に愚かだね」
ぬ「人食いモナリザの騒ぎもお前の仕業だったのか？！」
絶「そうだったら？」(妖笑
貴「えっ？！そうだったの？私聞いてないんだけど！」
絶「だって、聞かれなかったし・・・」
貴「なっ！た、確かにそうだけど・・・」

まさか人食いモナリザが絶鬼の仕業だったなんて・・・全然わからなかった。

絶「開演前のお遊びだよ。楽しかったろ？ずっと見てたよ君たちが右往左往する姿」
貴「ねぇ、それ私も入っていの？」
絶「あぁ、Aも見てたけどあれは小動物みたいでとても可愛かったよ」
貴「そ、それはどうも///」

なんでそんなにサラッと恥ずかしいことが言えるのよ！

ぬ「人間をもて遊んで・・・何が目的だ！」
絶「君の左手の中。僕の兄さんを開放しに来た」

そう絶鬼が言うとぬ～べ～は自分の左手を見つめていた。

絶「まっ。そのまえにたっぷり遊ばせてもらうけどね」

絶鬼は階段を数歩降り指揮者のように手を振るった。その直後ぬ～べ～は頭を押さえて
苦しみだした。あれって確かすごい頭痛に襲われるんだよね～考えるだけで寒気がするよ
絶鬼の手は、青鬼の手・・・本来の姿になっていた手だけだけどね。

絶「弱すぎ～大丈夫？」
ぬ「つ、強い・・・」
貴「そりゃあそうだよ。本気じゃないぬ～べ～がかなう相手じゃないよ？だからさ・・・ぬ～べ～の本気見せてよ？それでも、かなうかどうかは解らないけどね・・・」