【ブルーロック】ようこそ特遊郭、青日和屋へ【男主】 (ページ4)

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三の花ページ4

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でもこれは……これは、もしや迷子というものでは？
背中にいやな汗がたらりと垂れて、目が泳ぐ。

何処だか分からない妓楼屋の壁板に背を預けて少し歩き疲れた脚を地べたに横たえる。迷子の中、疲労も祟ってあわや焦りも生まれる。

焦りもさることながら、家からここまでずっと休まず歩いてきた疲労が目眩に繋がったのだ。休まざる終えまい。

｢おい。そこのわっぱ。見世の裏で何こそこそしてんだ｣

『…………………っあ、僕っ！？ですかね？す、すんません。足が疲れちまったもんで……』

｢ああ？……お前、加賀野んとこの寄越した奴か。丁度いい、探す手間が省けたな｣

『あっえっ？』

｢なに惚けてる。行くぞ｣

月明かりが高慢不躾な男を照らして妖しく魅せてくる。時を忘れて阿呆面でその男を見詰めてしまうのはしょうがないことなのだ。

だって。

そこには見惚れるほどに美しい男がいた。

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ﾒﾓﾀﾞﾖｰ
何処の何心さんなんや……(挨拶)
大いにネタバレですまん。どうせ誰も見てないとしか言い訳がない。
因みに、見世という言い方は｢店｣と同じ扱い。少しでも古風にしてそれっぽくしたいんや。