旧【暗殺教室】機敏なナイフを２＜改変前＞ (ページ15)

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ナイフが59本ページ15

「班員が拉致られた時って書いてあるね！！杉野君！！」

「あ、あぁ...
　ごめんな、胸倉掴んだりして」

「あはは～別に許さない☆
　いちごオレ一個奢ってね」

「許さないのかよ！！
　つかいちごオレって...いつも飲んでるけど飽きないのか？？」

「この私がいちごオレに飽きる...？
　まっさか～、君達は水に飽きないだろう？それと同じだよ」

「ねー黒華～？煮オレシリーズの方が美味しい上に
　バリエーション豊富だから良いと思うんだけどな～？？」

「はっ！笑わせるな！！いちごオレだからいいの！！
　あとサバ煮オレとか変なのあるし
　あれの何処がいいのか全く分からないね！！」

「はっ倒す☆」

「かっカルマ君！黒華さん！！
　落ち着いて下さい！！」

奥田さんに止められ
渋々赤羽から離れてから渚君のしおりを覗いた

「にしても...よくこんな分厚いしおり持ってきてたね～」

「そう言う黒華さんだって
　よくすぐにページを開けれたよね」

「修学旅行前に偶々読んでただけだよ。
　...凄いよね、このしおり。」

流石はタコと言うべきかな

「殺せんせー、恐ろしくまめだからなんでも書いてあるよ

　京都で買ったお土産が東京のデパートに売ってた時のショックの立ち直り方とか」

「おみやげを買ったのではありません。思い出と経験をかったのです！！」

「何処まで想定してんだよ...」

「鴨川の縁でイチャつくカップルを見た時の淋しい自分の慰め方とか」

「『自分は平安貴族だ』と自分に言い聞かせましょう！
　平安貴族の求愛は人目を忍んで行うのですから、
　今この場で1人ぼっちでも何ら不自然ではありませんｗｗｗｗ」

「大きなお世話だ！！つか黒華は読むの止めろ！！！」

「でも、おかげで少し落ち着いた。
　今すべき事がちゃんと書いてある」

今すべき事...か

そう聞こえて私は全員の後ろに静かに下がり
一つ、本日目に見えていない友人へ連絡を送った。

返信も確認しないまま
私はしおりを見に赤羽の横に並んだ

...あ、これ身長的に見えねえや。