ナイフが47本 ページ49
次の日....中間テストの日がやってきた
私は今回、E組のいる教室でテストを受けた
トンットンッと先生が出している音を無視して私はテストを眺めた
テストは全校生徒が本校舎で受ける決まり
私は元A組だから慣れてる...って訳ではないんだけど。
別に場所は何処でも良いんだけど....
他のE組生徒はどうだかね〜
私は何点取るかを考えながらテストに名前を書き始めた＿＿＿＿
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
テストが返却された日
皆の顔は優れたモノでは無かった
にしても範囲変更の伝達ミス...ね
「なんで変更を私にも言わないのかね〜」
隣であからさまに驚いたように言ったウザい声が
「えー、黒華さん知らなかったの？」
「あははー...ズルはしたくない主義なんでね」
そんな言葉を交わしているとかなり落ち込んでいるセンセーが教壇に立った
「......先生の責任です。
この学校の仕組みを甘く見過ぎていた様です.....
君達に顔向け出来ません」
そう言うのが聞こえた途端、赤羽はナイフを取り出してセンセーに投げた
「ニュヤッ！」と言う地味にムカつきそうな声が聞こえた後に
のんびりとした口調と足取りで先生に近づいていく
「いいの〜？
顔向け出来なかったら、俺が殺しにくんのも見えないよ？」
「カルマ君！先生は今落ち込んで＿＿＿」
先生が何か言っている途中に赤羽がテストを先生に見せた途端、
先生の言葉が止まった
「俺問題変わっても関係ないし」
気になって前に見に行ったら、これはこれは...
「おおー！数学100ってすごいね〜」
「って黒華もテスト見せたら？どうせ点数良い方なんでしょ？」
そう言いながら私の手に持っているテストを取られた
「あああ！人のテストを見るべからず！！」
「あれ、まさかの全教科99点？
で、間違えてる所が〜ってうわっwwwこれ絶対ワザとでしょwww」
指さしている所は ［x＝8］ が正解なんだけど
なんとそこには！［罰、つまりは！罪である！！］と意味不明の事が書いてあった
「あああああああああ！見ないでえええええ！！」
テストの日、ぞろ目にしたいと思い
１点問題の解答を物凄いふざけていたので、
絶対に点数付けた人が吹く解答を書いたんだけど...
こんな事になるなら真面目に間違えれば良かった......
赤羽は人の解答を笑うと言葉をつづけた
「俺の成績に合わせてさ、アンタが余計な範囲まで教えたからだよ
だから出題範囲を変更されても対処できた」
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作者名：夜章 | 作成日時：2018年4月25日 17時
