旧【暗殺教室】機敏なナイフを <改変前> (ページ43)

今日:7 hit、昨日:4 hit、合計:28,330 hit

ナイフが41本ページ43

私は理事長の背を追って歩いていた

「...ねー、理事長せんせー」

「なんでしょうか」

相手は歩きながら答えた

「貴方は合っていると思っているの？」

理事長はこちらを見ずに答えた

「えぇ、合理的ですから」

「ふーん...」

その後、なんとも言えない無言は続いた

それを破ったのは理事長だった

「和芽さん、貴方には弟子がいるのですか」

「え？...あー、アイツらか。

　別に、あの子たちは弟子じゃないよ

　『先生』って呼ばれるのはなんか違う気がしたから
　代わりに『師匠』って呼ばしてるだけ。

　それに
　あの子たちにはただ私がその世界の“生き方”を教えてるだけだし」

それに面白そうなことには関わった方がいいものね

宿題手伝わせたり出来るし、実験台にも...あーウソウソウソダヨー(棒)

「和芽さんも人にものを教えてるのですね」

「そうだね...っと。じゃあ私はこれからも予定が詰まってるんで

　...私の生徒会の仕事全部浅野くんへと送っといて」

「駄目です。ではさようなら」

「ぐっ...さようなら」

私は先生が見えなくなると屋根の上を伝って街の影へと消えていった