【おそ松さん】消せばいいのに

強く ページ7

家に帰る

帰り道は一人トボトボ兄さん達の後ろをついていくようなカンジだった




全「ただいまー」


何事も無かったかのように話す兄達


ひどいな


私の手はこんなにも痛くてイタクテ

醜いのに


…………………………




それから、ずっと

ずーっと


私はいじめられてきた

言葉の暴力
物理的なもの

様々だった


そんなある日…







お「なぁ、Aってさぁ

いらなく無い？」

茶の間からの楽しそうな会話

ト「それ本当に思うー！」

一「次何する？」

チ「母さん達にデマとか流したり…」

カ「学校に流すのもありだな」

十「どっちもやろうよー！！」




ギャハハと笑う兄達
なんて楽しそうなんだろう


私も混ざりたいのに


『もう、よくない？

私から何もかも奪う気なの？』



…母達からの愛情を貰ってるんだから

好き勝手させろ…



絶対に親からの愛情以上のいじめを受けている




止めて欲しい。

何度そう思ったことか



愛情？

あげるから止めて

助けてほしい



お「つーか、弱すぎだよな」




弱い？

私が…？





『ソウカ、強くなれば良いのか』


兄さん達に負けないくらい



心も

体も

見た目も



強く


ツヨク…









それからの行動は早かった






セミロングの髪を短く切り

可愛い服はすべて捨てた
筋トレも始め

口調を変えた









………

それが『俺』が出来上がった瞬間だった

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