【おそ松さん】消せばいいのに

馬鹿/十四松side ページ20

十四松side



俺、十四松！！

今は家で素振りしてるよー！！

超楽しい！！



今、何時かって？

夜の9時過ぎだよー！


「1256！(ﾌﾞﾝｯ)1257！(ﾌﾞﾝｯ)」


お「うっせぇ十四松！！
やるなら外でやれ！」


怒られちゃった…

十「わかったー、やめるよ」

まだまだやりたかったのにー
おそ松兄さんのケチ




あ、風呂はいっろー！

十「わっせ！わっせ！」
準備！準備！

階段駆け上がってパジャマ取って…風呂だー！！






…あれ？

なんか、Aの部屋空いてない？




てか、足見えてるよー！？

十「A？大丈夫ー！？」


近づいて揺すってみても、反応がない




し、死んじゃったのかな！？


Aの胸に耳を当てると


ﾄﾞｸﾝ…ﾄﾞｸﾝ…って音がする



………よかったぁ、死んでない！生きてるよ！



でも、顔が真っ赤


熱かな？

タオル持ってこなくちゃ！



Aをベッドに寝かせ部屋を後にする



十「わっせ！わっせ！」

さっき上ったばっかりの階段を、今度は駆け下りる


タオル…タオル…


チ「十四松？何やってんの」


十「あっ！チョロ松兄さん

タオルどこにあるー？」
チョロ松兄さんは不思議そうにしながら

チ「タオルなら洗面所にあるけど…」

十「わかった！ありが特大サヨナラホームラン！！！」

ぐるぐると回りながら洗面所を目指した


チ「何に使うんだろ…」







あ、あったー

これを水に浸けて…

できた！湿ったタオル！！！


十「わっせ！わっせ！」


Aの居る部屋を目指す



苦しそうな寝息をたてる妹


……昔を、思い出す

馬鹿な自分を

今も充分馬鹿だって言われるけど、そういう意味じゃない


愚かな馬鹿





十「ごめんね、A…」


おでこにタオルを乗っけて、布団を首元までかぶせ

部屋を後にした









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