ジジィになってもあだ名で呼び合える友達を作れ ページ19
『それをいつまでもネチネチネチネチ…姑かよ。』
「迦葉!女子はみんなネチネチしている!そういう全てを含めて包み込む度量が必要なのだ。銀時にはそれがないからモテないがな。」
「バカヤロー!迦葉にこれ以上変な虫がついたらどうすんだ。それにおれがもし天然パーマじゃなかったらモテモテだぞォ!たぶん。まァ迦葉はおれが天然パーマでも気にしないけどな。」
『なんでおれの名前が出てくるんだよ。お前試しにストパー当ててみなよ。あ、でも銀からいろんな女のにおいしたら嫌になるな…新しい家探すか。』
「ちょっと迦葉!銀さんから離れるなんて許さないよ!それにお前だって天然パーマ予備軍みたいな頭だろうが。」
『あ?おれのはくせっ毛って言ったろ!ちょっとはねてるだけなんだよ!』
「なんでも天然パーマのせいにして自己を保っているのか。悲しい男だな。それに迦葉は俺の弟だ。お前のものではない。」
「はァ!?銀さんのですゥ!」
『おれの親族にでけェ奴はいらねェよ。アレ、じゃあおれの兄貴って晋助…』
「「アイツはやめろ!」」
「アンタらァ!何の話してんのォ!」
あぶね、新八が止めてくれなかったらおれの兄貴が晋助になるところだった。…どこで何してんだろ。
「…俺たちの戦はまだ終わってなどいない。貴様らの中にとてまだ残っていよう、銀時、迦葉。国を憂い、共に戦った仲間の命を奪っていった、幕府と天人に対する怨嗟の念が!」
…国ねェ。少なくともおれも銀も、そんな大層なもののために戦っちゃいなかった。
「オイオイ、さっきから言ってるが俺たちァ…」
「既に我らに加担したお前たちに断る道はないぞ。爆弾魔として処断されたくなくば、俺と来い!」
「銀さん…迦葉さん…」
『…?まて、知らねェ足音がする。複数だ、こっちに向かってるぞ。なんだ、まだ仲間呼んで囲う気だったか?残念ながらおれたちは…』
「足音だと?いやまて、それは…!」
吹き飛ぶ襖。奥から現れたのは、黒い制服を着た武装集団だった。
「御用改めである!神妙にしろ爆弾魔ども!」
「し、新撰組だァ!」
「いかん逃げろォ!」
その言葉に弾かれるように別の襖を蹴破る。そして一斉に走り出した。
「なんなんですかあの人ら!」
「武装警察新撰組…!反乱分子を即時処分する特殊警察部隊だ!」
あの時感じた視線。変なのにつけられてたか。
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sakamata(プロフ) - ぴびびさん» 令和のこの時代に銀魂再燃してしまってメソメソ筆を取った次第なんですけどまだ仲間がいて嬉しいですありがとうございます!! (4月10日 8時) (レス) id: 17e0808b09 (このIDを非表示/違反報告)
ぴびび - ふおぉぉぉぁぉお泣銀魂男主過疎っていってるので書いていただけて本当に嬉しいです泣神様です泣更新応援させていただきます!!!!! (4月10日 1時) (レス) @page4 id: 0eb447a2e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:逆叉 | 作成日時:2024年3月6日 20時