○ ページ3
「あ、動いたね」
彼女は立ち上がった
「こうやって向こうに渡るの。見てて」
狭いスペースながらも助走をつけて、
フックにぶら下がった
暫くして向こう岸につくと
「こんな感じ！キヨくんもやってみてー！」
俺は無理だと思いつつも
他に道は見当たらなさそうなので、言われた通りについていくことにした。
「よーーーーいしょおおっと！！」
なんとかフックにぶら下がることができ
向こう岸に到着することができた。
「うんうん！キヨくんは運動神経がいいんだなあ！」
ｷﾞｲｲｲｲｲ
どこかで、扉が開く音がした
「あれ、今扉が」
「しっ」
彼女は、彼女の手で俺の口をふさぎ
喋らないようにしていた
彼女がずっと俺の奥を見ているもんだから
俺も後ろを向いてみた
少し遠いところに何かが動いているのが見える
手が長くて、頭が大きくて………
とにかく気味が悪い
何かを探しているのか…？
ソイツはあたりをきょろきょろ見回している
見つからなかったのか、少しするとまた扉の中へと戻っていった。
「あれは…ここの管理人みたいなのでね
私達をさがしてるの」
「俺達を…？」
「うん。
ここのモノたちはみんなどこかおかしくて…
私達人間をね…」
「人間を…？」
「食べるの…」
「食べ…る…？俺らを…？」
「うん…。だから、絶対見つかったらだめだよ？
もし見つかったとしても、全力で逃げて」
「わかった。」
ここの建物は一体何なのか
ここに住む奇妙なモノたちは何なのか
俺はどうしてここにいるのか
君は何者なのか
知りたいことはたくさんある
でもまずは
少しでも長く生き延びる
それだけを考えて…
この珍妙な建物から脱出してやる
続く (更新停止中)
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チビじゃねぇし、お前らが高すぎんだよ。♂ - 更新…………頑張ってください……… (2021年1月31日 14時) (
レス) id: 175edfd33c (このIDを非表示/違反報告)
雑食の林檎(プロフ) - ねむりさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！ (2020年11月22日 11時) (レス) id: 0a1352cbdd (このIDを非表示/違反報告)
ねむり(プロフ) - 世界観が素敵です…もっと評価されてください… (2020年11月21日 9時) (レス) id: cd65231815 (このIDを非表示/違反報告)
雑食の林檎(プロフ) - Aホワさん» コメント見る 『ありがたや…』 (2020年11月17日 18時) (レス) id: 0a1352cbdd (このIDを非表示/違反報告)
Aホワ - 1話を見る 『.......』 2話の前ら辺を見る 『.....うん、リトナイにだな』 2話見終わる 『.....うん、リトナイだったわ』 (2020年11月16日 23時) (レス) id: 92e4f64a0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雑食の林檎 | 作成日時：2020年11月15日 22時
