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side A
昨日はなかなか忙しくて面白い一日だったなぁ、と思いながら登校する。
文化祭も近いし、校内の雰囲気が浮き足立っているように感じる。
ki「A！遅いよぉっ、来て！」
『キベ？どうしたの…』
教室に入ると、キベが焦った顔をして声をかけてきた。
手を引かれ走る。で、着いたのは生徒会室前にある掲示板。
そこには、人だかりが出来ていた。
多分、昨日の文化祭企画の張り紙だ。
ki「朝からダンス派は女子にアピールしてるしぃ、クイズ派は権力使って絡んでるし！」
『そうかぁ…じゃあまだ時間あるし、緊急会議だ。キベ、マンちゃんとエーミール君のクラスわかる？』
ki「うんっ、行こぉ！」
side エーミール
朝から騒がしい校内。
ほかの2グループは動き出した。
劇派はというと。
他と違って女子二人とは連絡が取れず、打ち合わせが出来ずに今日を迎えた。
どうするべきやろなぁと、席に座って本を片手に考える。
『えーっと、エーミール君いますか？』
Aさんが、俺を訪ねてきた。
em「おはようございます、Aさん。他は動いてますね、会議ですか？」
『話が早くて助かる。そうだなぁ、んー、屋上いこうか。』
Aさんの後ろには、オスマンさんと明日奈 さんもいる。
明日奈さんに急かされ、急いで4人は屋上に向かった。
os「じゃ、始めよか。まず、アピールポイントを考えよか？」
オスマンさんが進行する。
Aさんへの配慮だろう、彼女が少しでも上にいると、明日奈さんの機嫌を損ねるから。
ki「んぅ…アピールポイント…？」
os「例えば、ダンスやったら爽やかな生徒会役員がみれる、あわよくばその肉体美を目にすることができる、とか。」
オスマンさんもわからない程度で、自然な流れで意地悪をする。
例としてあげたのがダンスで、彼女が得意とするパクリを阻止してしまう。
『んー、セリフじゃないかなと。劇の言い回しって独特だし、ロマンチックな雰囲気の生徒会役員とかは、皆見たことないんじゃないですかね？』
em「そうですね…コネシマさんとかゾムさんあたりのギャップが楽しめそうですよね。」
Aさんの意見におおむね賛成する。
そういえば、Aさんは、なぜ劇を選んだのだろう。
…明日奈さんに合わせたのなら、一劇好きとして悲しいな。
『けど、強みがそれだけでは負けてしまいそうですね…。』
os「せやなぁ…。」
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あんです - ウン 一回読んだけど、もう一回読みたくなる。 (2021年7月28日 15時) (
レス) id: 7e1bdb3c05 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - あ、あと100000hit達成しました！皆さん本当にありがとうございます！ (2018年9月17日 17時) (レス) id: c9d67ce0c2 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - おっけ？続編行けるようになってますかね。 (2018年9月17日 17時) (レス) id: c9d67ce0c2 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 姫鶴さん» コメントありがとうございます！作者のミスで続編が表示されなくなってました…この作品を見ている人にオススメの欄でもっと見るを押していただくと続編出てきます…。うーん、なんとかします。よろしければご覧ください！ (2018年9月17日 6時) (レス) id: c9d67ce0c2 (このIDを非表示/違反報告)
姫鶴(プロフ) - キベがコテンパンにされるシーンが気になるぅ！更新頑張ってください! (2018年9月17日 2時) (レス) id: 2e70da2045 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雑食 | 作成日時：2018年8月3日 13時
