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赤T 続編 ページ3

ー2ー


さ「りーぬ?お粥できたよ。」

莉「ぅーん...ありあと、」

さ「さっきよりも顔紅いね。寒い?」

莉「すこし...?」

さ「これ以上上がらないといいけど...とりあえずご飯食べて薬飲も。」


えーと、風邪薬あったっけ...。
お粥を机に置き、棚の中を漁る。
ないじゃん...最後どこに置いた...?
2ヶ月くらい前に莉犬が飲んでた気がするから、奥とかにある訳ではなさそうだけど...
探しても探してもなくて後ろを振り返ると、机の上に薬の袋があった。
ほんとに俺の目節穴だなww
袋の中を覗くと、薬のシートが1枚だけ残っていた。
それを持ち、この薬なんて名前だっけ、?なんてことを考えながらガラスのコップに水を注ぐ。


さ「待たせてごめん。食べよ。」

莉「ぜんぶたべれないかも、」

さ「いいよ。食べれる分だけな。」

莉「......」


熱が上がって意識が朦朧としているのか、続いていた会話は突如止まる。
早く食べさせて寝かせた方がいいな...。
ソファーにもたれる莉犬の隣に座り、お粥を一口分掬った。
涙が溜まって虚ろな目は一生懸命俺を見つめてくる。
口にスプーンを近づけると、はむっと小さな口でお粥をほおばった。
「おいひい...」と、はにかむ姿がとても可愛い。

莉「もういらない、」
さ「おっけー。結構食べれたじゃん。」
莉「うん、...」
さ「...寝ようか。」

茶碗の半分ほど食べたところで、小さくもういらないと言われてしまった。
だが、思ってたより食べれてるようで安心した。
俺は、もう寝そうなくらいにうとうとしている莉犬をお姫様抱っこし、寝室へ連れていった。

赤T 続編→←赤T 赤×桃 風邪熱



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来兎 - やばい……好きだわ (2月3日 21時) (レス) @page28 id: bce83a7edd (このIDを非表示/違反報告)
雑草さん(作者) - (名前)美紗さん» 大変遅くなりましたが、ありがたいご感想頂けて本当に嬉しいです…! もう戻ってくるつもりはなかったのですが、たまたま自分の過去作に出会いました爆笑 (2022年3月8日 2時) (レス) id: bc1395412b (このIDを非表示/違反報告)
(名前)美紗(プロフ) - ふと見たら終了宣言でびっくりしてしまいました…主様が書かれた青くんの拒食症が大好きで何回も何回も繰り返して見てしまいそれだけで時間がだいぶ過ぎていました(?)……お勉強頑張ってください!また逢う日まで (2021年11月5日 16時) (レス) id: 139603db9a (このIDを非表示/違反報告)
雑草さん 作者 - 葉優さん» はい!ありがとうございます! (2021年9月22日 14時) (レス) id: e1c1909783 (このIDを非表示/違反報告)
葉優(プロフ) - 雑草さん 作者さん» そんな感じです!ゆっくりで大丈夫です!更新頑張ってください! (2021年9月20日 20時) (レス) id: e1836fa09a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雑草さん | 作成日時:2021年5月21日 16時

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