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立っていると落ちそうだから、それに座った。ゴンたち、文字どおり落ちてないといいけど。ぼんやりと考え事をしていると、モニターが出てきた。
《私が、試験官だ。準備はいいか？》
「もちろんだ」
画面越しに映る男は、満足そうに笑った。
《私は試験官といっても、プロハンターに雇われた超長期刑囚だ》
「チョーチョーキケー…？」
《要するに、重罪犯だ》
「何したの？」
単純に興味が湧いて、つい関係ないことを口走った。彼は目を丸くして、それから大笑した。
《ハッハッハ！！マトモなツラでそんなことを聞いてきたヤツは初めてだ》
「あ、今の質問は忘れて。無神経なこと言っちゃった」
《いーんだよ。じゃ、試験を始めるぜ。ルールは簡単》
試験官が一問ずつクイズを出す。五問正解で、次のステップに行けるらしい。
《三問間違えたら、そこから真っ逆さまに落ちるぜ》
「一番下ってどうなってるの？」
《ゴール地点だ。ま、そこに到達するのは、死体だろうよ》
第一問。
円形に並んだ騎士が三十人いる。
数えるとちゃんと三十人いるが、見ると一人足りない。
これは何だ？
第二問。
十二本の糸杉があり、それぞれ三十の葉を持つ。
これは何だ？
「うーん、なかなか……」
《ギブアップでもいいぜ。不正解にカウントするがな》
「それは困る」
《時間制限は無いから、じっくり考えて貰って結構だぜ。ただし、アンタがオレとクイズをしている時間だけ、オレの刑期が短くなる。一時間で一年、短くなるのさ》
「へえ、そうなんだ。で、答えてもいいかな？」
試験官は、ニヤリと笑った。
《「待った」なしだぜ？いいんだな》
「ちろん。一問目の答えは、月の満ち欠けのことだ。一人足りないように
私は、得意になって人差し指をチッチッと振った。
《…正解だ。二問目は？》
「糸杉は、一月から十二月のこと。葉っぱは、一ヶ月にだいたい三十日あるっていう意味。どっちもロマンチックなクイズだね」
ふふ、と笑うと、彼もまた笑った。
《正解だ》
「私からクイズを出すのはアリ？」
《なぜだ？》
「退屈せずにすみそうだもの。お楽しみは、長いほうがいいでしょ？」
《じゃあ、ルール変更だ。私がアンタのクイズに正解したら、アンタはアウト、即刻下へ落ちてもらう。私が答えられなかったら、アンタの勝ち、次のステップに案内するぜ》
「オーケー、その話、乗った。じゃあ、暗黒大陸って知ってる？」
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†NANA†(プロフ) - ページ31で、」が1つ多い所があります。 (2018年5月26日 6時) (
レス) id: 288d462176 (このIDを非表示/違反報告)
Ash(プロフ) - 不知火さん» I'm really glad to see your heartful message!! 核心をついたコメント、とても嬉しいです。ニヤついて頂けて本望ですので、電車だろうがどこだろうが、笑ってください。ヒソカの気持ち悪さを愛する作者の気持ち悪さ(？)が少しでも伝わったなら、幸い。 (2018年4月7日 15時) (レス) id: a6c8ba769b (このIDを非表示/違反報告)
不知火 - ヒソカいい性格してますよねwニヤニヤしながら見てますw (2018年4月7日 7時) (レス) id: 01371eb627 (このIDを非表示/違反報告)
Ash(プロフ) - 仙花さん» コメントありがとうございます！笑って頂けて、とても嬉しいです。ヒソカのズキューンは、もはや彼のアイデンティティだと思っています。 (2018年3月16日 14時) (レス) id: ff4e3584c3 (このIDを非表示/違反報告)
Ash(プロフ) - 土方紅葉さん» いつもありがとうございます。ニヤニヤして頂けているだけで、私、昇天します。ヒソカたまらないです。 (2018年3月16日 14時) (レス) id: ff4e3584c3 (このIDを非表示/違反報告)
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