71.なんのはなし ページ31
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あれから薄暗い森の中を何があるわけでもないのだが歩く私達。歩きながら累と色々な話をしているのだが、累は私の話に興味があるのか時折目を見開いて驚く仕草を見せたりする。
累のそういう表情ですら夢女にとってはいい意味で死ぬので辞めて欲しい。いや、やっぱりもっとやれ。
Aの心内は今日と今日とて祭り状態だ。
「・・・なんでだろう。君の話すことは下らないものばかりだし、たまに話し方に腹が立つけど」
「え、興味持ってたんじゃ」
「話には別に興味ないよ」
「なんですと」
ここに来て一番の衝撃。
あれなのか、女子に良くある面白くもない話を愛想笑いで聞くあれか。でもそれには一つ矛盾があるんだよ。…累一度も愛想笑いしてないからね、愛想笑いどころか笑いもないからね。イケメン怖いぜ。
「興味があるとすれば君の顔」
「カオ」
「・・・」
「カオ」
いや、うん。自分でも顔が良いのは自覚してる、よ、自覚してるつもりなんだけ、ど。
顔。
なんて直球でコンパクトなパワーワード。
「それは…私の顔が好みってことかな？ありがとう！！」
「違うよ」
「なんでだよ」
「そういうことじゃなくて、僕と話をしていると君の瞳が凄く綺麗に輝いたり、表情がコロコロ豊かに変わるんだ。Aみたいな人間は初めてだよ」
「めっちゃ褒めてくれるじゃないか照れる」
「褒めてないよ」
でも、と言葉を続け私の目蓋に触れる累。
触りながら"君の目玉はどんな味がするんだろう"とかとても怖いことを言うものだから背筋に悪寒が走った。
「・・・君たち人間は目玉とか失くしたら再生できないんだよね」
「出来ないね！出来ないから物騒なことを考えるのはやめよう！！」
「君も僕と同じ鬼にして"姉さん"にしてもいいんだけど、僕と同じ顔にするのも何か違う」
「・・・ん、んん？」
「何が一番良いんだろう。・・・そうだ」
「えっ、えなんの話？いきなりなんの話？？」
一人で話を進める累について行けず状況を飲み込めない。まって、ちゃんと私にも分かるように説明して欲しい。
と思った矢先、なにやら累の中で話が纏まったのか、累は私の方を向いて薄い唇を開いた。
「A、僕のお嫁さんになりなよ」
よめ、よめ…嫁、ＹＯＭＥ？？？？
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うえ - んぎゃ..鬼にまで好かれるとか最高すぎんか..待ってます！！ (1月5日 9時) (
レス) @page36 id: 9aa429e4c8 (このIDを非表示/違反報告)
さめしゃち?(プロフ) - あっ好きです（急)結婚しましょu(((((( すみません取り乱してしまいました^ ^めっちゃにやにやしちゃいましたww更新待ってます！！！！ (2023年5月7日 21時) (レス) @page36 id: 94eab444ed (このIDを非表示/違反報告)
Komachi(プロフ) - ふづきさん» あ、へ？え！？なんか褒められました！？あざさです！（？）めっちゃ嬉しいです！（なんのことかよくわかっていない件について） (2022年3月6日 1時) (レス) id: 286de14237 (このIDを非表示/違反報告)
ふづき - Koma?♂さん» がちでおもしろすぎるww文書く才能ありすぎです (2022年3月6日 0時) (レス) @page36 id: 3d9c5132e5 (このIDを非表示/違反報告)
Koma?♂(プロフ) - ぁぁダァダダァぁ！好きです！もうこういうのをまとめてました！更新頑張ってください！応援してますぅ (2021年11月3日 22時) (レス) @page36 id: 286de14237 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むにゃねこ44
| 作成日時：2019年8月13日 2時
