【鬼滅の刃】色々ツッコミたいけどとりあえず自分の顔が可愛すぎる。

39.色変わりの刀 ページ40

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「それと、俺の刀を折ったり失くしたりしても容赦無く切るからな！」

「折るなら未だしも無くすわけ無いじゃないですか！・・・待ってフラグ立てたかもしれない」




良く考えれば私結構物無くすわ。こんなの何処やるんだよって物も無くしたことあるわ。


一つだけ分かること、今から渡されるであろう日輪刀を無くしたら私の命が危うい。消しゴムを無くすとかいう軽いものじゃない。



日輪刀いこーる私の命だ。




「あの、豨尾蔵さんの好物ってあります？」

「俺の好物？三色団子に決まってるだろう！」

「三色団子ですね!!」




そうだな、もし万が一折れたり無くしたりしたら三色団子を生贄に差し出そう。



そんな事を考えている間に、箱の中から長い刀を取り出した豨尾蔵さん。箱の中から出てきた刀は不可侵だろうが綺麗と言っていいものだった。




「これが、日輪刀ですか？」

「ああ、太陽に一番近く一年中陽の射す陽光山で採れる砂鉄と鉱石から打ったものだ。唯一鬼を頸を切ることで殺す事が出来る刀」

「これが私の刀……」

「ほれ刀を抜いてみろ」



豨尾蔵さんは顔こそは分からないが私を期待の目で見つめる。日輪刀、別名色変わりの刀。何色に変わるのかわくわくしているのだろう。

言われるがまま刃を隠している鞘から引き抜けば、時代劇でしか見た事の無い本物のそれが目に入った。




「・・・これはっ!!!!」

「わ」



自身の刀を強く握った瞬間、刃が赤に黄色に薄緑、色々な色に次々と変化していく。最終的にはその今まで放った全ての色を塗り潰す様に純白の白が刃全体に行き渡った。



……え？このプリキュアのメタモルフォーゼみたいな奴なに。綺麗。綺麗だったけども。



「今の輝きはまさか！伝説に聞いた元愛柱の霧隠菊華が刀を抜いたときに放った輝きじゃねぇか!!」

「あっ、霧隠菊華さん私の師匠です」

「ならお前が霧隠菊華しか未だ使えない愛の呼吸を!?」

「使いますね」

「お前が！そうか…!!じゃあ俺は何て瞬間に立ち会えたんだ！こんなに嬉しい事は無い！そうか！」




豨尾蔵さんは私の背中をバンバン叩きながら一つ覚えの様に"そうか"と連呼している。声から感じ取るに何か感動を噛み締めているのだろう。



そうか、愛の呼吸は凄いんだね。それは柱合会議でも豨尾蔵さんの反応でも良く分かったよ。




分かったから背中叩き続けるの辞めてくれない？さっきから凄い背中が痛い。え？叩き続けるの？泣くぞ？？？？

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