恋愛シミュレーション*°番外編*°

゜:。* ゜.２０ ページ20

.


大野「うわっ、美味そうなハンバーグ！」


.


いつの間にか、ふにゃっとした人は靴を脱いでリビングに行っていた。


...ほんとにあの人、誰？


.


二宮「ハンバーグ！？A、ありがと！」


和もそう言って、急いでリビングに行ってしまった。


.


.


玄関に残されたのは、私と部長だけ。


...気まずい。空気が重いよ。


.


松本「...びっくりした。Aが和の彼女とは...。」


.


松本部長は、まだ信じられていない様子。

でもなんか、ニコッと微笑んでいる。


.


.


「あのっ...。」


.


松本「なに？」


.


「...ハンバーグ、冷めちゃうのであがりませんか？」


.


私の発言が面白かったのか、松本さんが腹を抱えて笑い出した。


...私、そんな面白いこと言ってないけどな...？


.


松本「...ははっ 笑 あっ、いいこと教えてあげる。」


.


松本さんが身を少し低くして、耳元でこう言った。


.


.


.


“和、すごくAのこと好きだよ。”


.


驚く私を見て笑いながら、他の２人がいるリビングへと行ってしまった。


.


...和が、私のこと、好き？

その気持ちは知ってるけど、まさか他の人にのろけ(？)話をしてるとは思わなかった。


...まぁ、私も実際舞ちゃんに話してるし、そういう感じなのかな？


.


二宮「Aー！早くおいで？」


.


「///うんっ！今行く！」


.


朝のこととか、今の松本部長の発言とかで、なんだかおかしくなりそう。


いや、なったかもしれない。


.


...だって、私はおかしなくらい、和が好きだ。

. ゜*。:゜２１→←゜:。* ゜.１９

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す