恋愛シミュレーション*°番外編*°

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舞ちゃんは机をバシバシ叩きながら、きれいになった、なんて言ってたけど、私きれいになったの？


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...うーん。

舞ちゃんは優しいんだよね。


優しいけど、自分の意見とか信念とかは曲げないかっこよさも持ってるし。


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すごい女の子らしいけどかっこいい一面がある、舞ちゃんのこと。

...実は、松本さんは好きなんだよ？笑


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お食事とか松本さん誘ってるらしいんだけど、舞ちゃん、全部断ってるみたい。

...絶対何かあるよね。舞ちゃん、松本さんのこと嫌いなのかな......？


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「ねぇ、舞ちゃん？」


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舞「なんですか？先輩。」


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「...部長のこと、どう思ってる？」


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ちょっと直球に聞きすぎちゃったかな？


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舞ちゃんは、驚いたのかわかんないけど、黙り込んでしまった。

膝の上でこぶしを握り締めている。


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...なんか、まずいこと、聞いちゃったかも。


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「あっ、答えたくなかったら答えなくてもいいよ？」


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舞「...先輩。私、あのっ......。松本さんのこと、、好きです。」


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そう言った舞ちゃんの顔は、りんごのように真っ赤で。

さっきのはただ恥ずかしかっただけか、って思った。


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でも、、なんか。


舞ちゃんの目は、ゆらゆらと揺れ始めた。

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