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十八歩目 ページ19

俺に喋りかけてきたのはまさかの飴村乱数だった。カラフルな飴を舐めながら笑顔で俺の方を見ている。




「……ぁ、飴村乱数…。なんで、ここに…」

「んー?僕?僕はねぇ、、可愛いオネーサンとお買い物!」

「…そ、そうか。……っ、そ、それじゃぁ。」



さすがリア充というか、いや、そうじゃなかった。こいつは先生と仲が悪いんだ。俺が一緒に居たら先生を裏切ることになる。そう思って足早に去ろうとした。したんだが、



グンッ



「うゎ……っ、」

「ねぇ!待ってよ。僕はちゃんと答えたのにオニーサンは答えてくれないの?」


服の裾を勢いよく両手で掴まれてしまい、俺は動けなくなった。ち、力が思ったより強くて振り払えん。……たしかに、ちゃんとこいつは答えてくれたのに今のは答えなかった俺が悪いよな。


「……ぉ、俺はただ普通に、買い物に、だな。」

「そうなの??結構可愛いもの好きなんだね?」

「うっ……」


たしかに、こんなオッサンが可愛い店の前に居るとかおかしいよな。しかも1人で。あぁ、わかってた。わかってたさ!!


「……もしかして、誰かにプレゼント?」

「…………いや、その」

「そうなんだ??」

「わ、悪いか……」

「ううん!全然!」



眩しいくらいの笑顔でそんな事を言われてしまうと余計に振り払えなくなる。そして勘が良いのか俺が見ていた物を手に取って「もしかして、これ買おうとしてたの?」と聞かれた。


「……まぁ、そうだけど、」

「へぇ…。意外といいもの選ぶんだね。…ぁ!そうだ!これ僕が代わりに買ってきてあげるよ!」

「は、はぁ!?」

「どうせこんな可愛いお店に自分が入ったら怪しまれるからどうしようか悩んでたんでしょ。」

「うっ……」

「あっはは、図星だぁ〜。んじゃ、僕買ってくるねん♪」

「ぁ、……おぃ!」



俺が買おうとしていた物を手に持ったままルンルンで店の中に消えてしまった。


い、行ってしまった……大丈夫なのか!?え!?これは大丈夫なんだよな!?いや、うん。落ち着け。大丈夫だ。だって本当にAちゃんに似合うと思ったんだ。間違いない(←謎の自信)


しばらくすると店の中から俺が持っても大丈夫か心配になるレベルの可愛い紙袋を持った飴村乱数が出てきた。

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- か、神作に限って更新停止!! (2022年5月12日 22時) (レス) @page19 id: ac86c954c4 (このIDを非表示/違反報告)
はんぺん(プロフ) - ルル様コメントありがとうございます!そう言って貰えて本当に嬉しいです(;_;)これからまた更新していきますので暖かい目で見てやってください〜^^ (2019年5月27日 17時) (レス) id: e14b8aac4c (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - はじめまして!メイドの夢主ちゃんも独歩さんも可愛いですね!くっつくねいつかなとニヤニヤしながら見ています!続きを楽しみにしております! (2019年5月13日 18時) (レス) id: f9398f263f (このIDを非表示/違反報告)
はんぺん(プロフ) - 望願mone様 コメントありがとうございます!個人的に斎藤ちゃんも頑張ってるんだよって所を皆さんに伝えたかったのでそう言って貰えて嬉しいです。ありがとうございます(´ω`)! (2019年3月12日 23時) (レス) id: 4732a17b70 (このIDを非表示/違反報告)
望願mone - モブの斎藤ちゃんを無性に押したい自分がいる・・・ (2019年3月8日 1時) (レス) id: 0abfaad50d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はんぺん | 作成日時:2019年2月7日 21時

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