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cinquantadue ページ2

「避けないでくれる?」

「…雲雀さん!?」


ゲームが見事無事にフルコンして終わり顔を上げると雲雀さんが笑顔で立っていた。

いやいやなんで?なんでなん?

雲雀さん今日来るとか聞いてないよ!?


「いや雲雀さんちょっと待ってください。待ちましょう!?」

「なに?」

「咬み殺さないでください!携帯だったら全然没収して下さって構わないので!!後で返していただければ!」

「返すわけないでしょ。壊すよ」

「じゃああげられません!携帯だってタダじゃないんですけど!?」


そりゃ雲雀さんが問答無用なのは知ってるけど、何もここまでじゃなくてもいいんじゃないか。

じりじり、と近づいて離れて、近づいて離れて、を繰り返していると屋上のドアが開く。


「ちゃおっす、雲雀。」

「やあ赤ん坊。何か用かい?今は校則違反者を咬み殺してる最中なんだ。邪魔をするなら…」

「まあ待て雲雀。今夜は水川が戦う日だからな。今体力を消耗させるわけにはいかねーんだ。」

「だから?僕には関係ないよ」


いいぞー!リボーン!その調子でその暴君何とかしてー!

あっやばいリボーン読心術使えるんだった。


「…雲雀のリングが完成したら、今度は気絶させることなくお前が満足するまで戦うらしいぞ。」

「!…本当かい?」


いやいやいやいやちょっとまって。私は何も聞いていない。


「それは嘘です!絶対戦いません!」

「ああ本当だぞ。大丈夫だ、ちゃんと戦わせる。だからそれまで待ってくれねーか?」

「…赤ん坊の頼みだからね」

「それと、約束。絶対破らないでよ」


雲雀さんはそれだけ言うと屋上から出ていった。


「えっリボーンくんなにしてくれたの?ほんとに。私死んじゃうよね?わかってるよね?」

「助けてやったんじゃねーか。感謝して欲しいくらいだぞ。」

「うん…そりゃそれはありがとうだけどさ?」

「それより、始める場所はここじゃねえ。もう一般生徒はいねえみてえだから、昇降口まで降りるぞ」


リボーンがとてとてと可愛らしく歩いているのを見て少し癒された。

でも可愛らしく歩いてるのがリボーンだとおもうと…はあ。

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雪姫(プロフ) - 続き待ってます!!!!! (2022年5月21日 18時) (レス) @page11 id: 70f5cfe725 (このIDを非表示/違反報告)
深縹(プロフ) - ふうさん» 遅くなってすいません;;そう言っていただけると嬉しいですヾ(*´∀`*)ノありがとうございます! (2018年8月13日 23時) (レス) id: ee8a1fe2c6 (このIDを非表示/違反報告)
ふう(プロフ) - 面白いです!!始めたばかりですか?とても話が入りやすく夢主の設定も好きです(≧▽≦) (2017年12月21日 23時) (レス) id: 158de2d525 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:深縹 | 作成日時:2017年10月19日 18時

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