【銀魂】山崎退は３２歳にして ようやくモテ期を迎えていたようです【終】

すき___１７歳 ページ8

え・・・






ちょっ・・・・・・え？




すき？






貴「私が…山崎さんを…？」



芳「そうよ！」






頭の中真っ白にさせて、恐らく目が点になってる顔で五秒間ほど無言で佇んだ。






きっと自分の人生の中で一番長い五秒間・・・



高速で言葉の意味を調べたりもした。








すき、すきすきスキ…好き。






好き＿？









貴「………そう見えちゃってた？」








やっと…乾いた口を開いて芳に問う。



私の様子に明らかに不信感を抱いてる芳は…







芳「私が…アイツの事 好きじゃないのが気に入らないんでしょ？

それは…Aがアイツを好きだから言える事なんじゃないの？」






あ…



そう言う意味で…






貴「そ…そんなんじゃないよ！別に山崎さんが、す…好きだとか！そんなんじゃなくて…」





必死に弁解を試みる。







と言うかね芳。



今…そーゆー話はやめてほしいのだけど…






色々あり過ぎて…混乱しちゃって、考えがまとまらないし。








特に…


「好き」なんて単語は…今の私にはとてつもなく厄介だ。









なんせ数十分前のアレが……






芳「私がアイツの事をよく知らないって…A言ってたけどさ。




じゃあ聞くけど、
私がアイツの事知った所で何になるって言うの？」







芳の言葉を聞いて

恥ずかしい思い出からようやく解放される。






今は目先の事に集中しないといけないんだ…







貴「あぁ…それはね……芳が山崎さんの良い所知ってくれれば、今の状況も変わるんじゃないかって……」





緊張感でゴクリと喉を鳴らしてしまう。





つまり何が言いたいかと言うと…








貴「芳が彼の事をよく知れば…
今私達がしてる事がどういう事なのか、ちゃんと分かるはずだよ」








――――――――――


2016/02/06



山崎 Happy Birthday！




本誌に再登場した時の姿に驚かされ過ぎた作者です。


山崎…お前は一体どこへ向かってるんだ…





なんやかんやでこの小説も無事最終章を迎えられました。

今年中には必ず完結させます！

よろしくお願いします。





引き続き本編をどうぞ！

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