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流す17歳 ページ6

明らかに聞き覚えのある声に、大慌てで外を覗き込んだ。






そしたら…







貴「芳ッ!?」



芳「ッ!!A!」






案の定、芳がいた。



何でここにいるかは今は置いといて、とりあえず私は窓から外へ出る。





地に足をつけた途端、芳が駆け寄ってきた。


軽く息が上がってる。








芳「Aっ…無事で良かったぁ!やっぱここにいたんだ」




貴「な…何でここに?」








一番の疑問を投げ掛ける。



ここに芳が来るなんて…予想もしなかった。








芳「今日バイトないのに朝からAがいなかったから…



最初は買い物にでも行ってると思ってたんだけど…それにしちゃ帰りが遅いと思って…」







それで探したって事?








山崎さんが張り込みに使った家を芳は知らないし…じゃあ








芳「『私と同じ顔した子、知りませんか』って聞いて町ん中探した」



貴「やっぱり」






芳「ここに男に連れられて入ってったって聞いた時は驚いたわよ。

来てみたら丁度アイツが店から出てきてどっか行っちゃったし…」






アイツ…


聞くまでもなく山崎さんの事だってすぐ分かった。






今だと尚更…心地良い響きに思えなくて…







でも芳が私を心配して探しに来てくれたのが嬉しいのも事実。








芳「なんで…Aがアイツと一緒にいるの…」







直ぐ様ビクッと体が震える。







芳のそれは、明らかに機嫌を損ねた声だった。









貴「…仕事大変そうだから山崎さんに差し入れしようと思って会いに行ったの。それだけ」









芳の表情は変わらず強張ったままでいる。




どうしよう…怒ってる…っ









芳「何で私に黙ってそんな事したの?」






貴「え?…あ……勝手な事したって思うならごめん。


山崎さんの仕事の疲れを少しでも取ってあげようって思っ……」







芳「違う。勝手な事した理由を聞いてるんじゃない。




何で私に何も言わなかったのか聴いてんの」






貴「へ?」







何故だか一瞬、芳が何を言ってるのか解らなくなった。




けど、すぐに気のせいだと受け流す。

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沙月(プロフ) - 友達としてのところはマジで笑いました...二回くらい読み直したかも。そして、最後見たときの僕の突っ込み。『ちぇ。恋愛じゃねーのかよ。(途中までいい感じたったのによぉ?そしてザキ、怖いよ?ん?)』という情緒不安定でした。 (2019年4月10日 1時) (レス) id: b7d8d46a43 (このIDを非表示/違反報告)
綺羅(プロフ) - 雪さん» そうですね。幸せになってほしいです。コメントありがとうございます。 (2019年1月3日 14時) (レス) id: e5295f2ff6 (このIDを非表示/違反報告)
- 山崎どうか幸せになってください (2019年1月3日 12時) (レス) id: 55babfbb1a (このIDを非表示/違反報告)
ハーレクイン(プロフ) - 作者様の作品よく読ませてもらってます!坂本さん最推しなので嬉しいです!最近山崎も好きなのでなんかもう楽しかったです!これからも頑張って下さい!山崎&坂本さんの作品沢山作ってくださいね!(図々しい) (2018年9月6日 23時) (レス) id: b56fa1b191 (このIDを非表示/違反報告)
- いい話ですねー(*`・ω・)ゞ (2018年8月20日 19時) (レス) id: 253e047399 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:綺羅 | 作成日時:2017年1月13日 20時

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