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地味と17歳 ページ45

土「お〜い…水を差すようで悪いんだけど、まだ何にも解決してないから。都合よく終われると思うな」





抱き合ってる私達の横から聞こえてくる声。


ハッと我に返る。





警察の人達いたのすっかり忘れてました。








貴「う…あ…あの…」





私達より一回りも二回りも背の大きい人達を目の前にするだけで、私は今にも窒息しそうなほどの息苦しさを覚えた。


あまりの緊張感に言葉にも詰まる…。






そんな時、私の前に飛び出てきた背中が見えた。



私と同じ背丈の子・・・








芳「い…今までの事は私が全部仕組んだ事です!Aは嫌々付き合っただけ!」



貴「芳…」



芳「だから…罰するのは私だけに…」








芳の声もひどく震えていた。






よっぽど怖いらしい…。


私も怖いけれど。








芳「…と言うより、私は…一体どんな罪になるのでしょうか?」





土「…山崎を騙したのは欺罔行為として詐欺罪。そこから付き合う事をほぼ強要したのは脅迫罪。大方そんな所だろうな…

だが山崎が財物を騙し取られていないのを考えりゃ、詐欺罪を立件出来るかは怪しいが…」




芳「あ〜」







どこかちょっと安心したような、そんな芳に次に声をかけたのは沖田さんだった。








沖「あ〜でも確か山崎は怪我して病院送りにされたらしいな。これ証拠にされたらヤバいんじゃね?知んねーけど」






再び顔色を悪くする芳。


それを見た沖田さんはどこか楽し気だった。







…ようするに。









近「彼女達を許せるかは、ザキ次第って事だな…」








やっぱりそういう事になる。



山崎さんの判断で…私達のこれからは決まるのだ。









芳は心底気まずそうな表情で、もごもごと口籠っていた。


そりゃあ…今までも、そしてさっきまでも…ずっと地味だの何だのと悪口言ってたし。









ちょうど今も無言の山崎さんが地味に怖い。









芳「…あ…あのぉ…」




山「俺ね?「山崎に可愛い彼女が出来たんだぜ」とか言われて、心のどこかで「こんなに可愛い子だから俺も男の本能働いちゃったのかな〜」って考えたりしたんだよ。




まさか完全に騙されていたなんて思ってもなかったけど。




こうなればもう監察として一生の不覚、
それ以前に第一章と第二章の俺の苦労は何だったのかな〜って思っちゃってさ?


…まぁ俺地味だし?地味の癖に生意気らしいし?仕方ないんじゃないのかな?ねぇ?」






あ…地味に怒ってる。

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沙月(プロフ) - 友達としてのところはマジで笑いました...二回くらい読み直したかも。そして、最後見たときの僕の突っ込み。『ちぇ。恋愛じゃねーのかよ。(途中までいい感じたったのによぉ?そしてザキ、怖いよ?ん?)』という情緒不安定でした。 (2019年4月10日 1時) (レス) id: b7d8d46a43 (このIDを非表示/違反報告)
綺羅(プロフ) - 雪さん» そうですね。幸せになってほしいです。コメントありがとうございます。 (2019年1月3日 14時) (レス) id: e5295f2ff6 (このIDを非表示/違反報告)
- 山崎どうか幸せになってください (2019年1月3日 12時) (レス) id: 55babfbb1a (このIDを非表示/違反報告)
ハーレクイン(プロフ) - 作者様の作品よく読ませてもらってます!坂本さん最推しなので嬉しいです!最近山崎も好きなのでなんかもう楽しかったです!これからも頑張って下さい!山崎&坂本さんの作品沢山作ってくださいね!(図々しい) (2018年9月6日 23時) (レス) id: b56fa1b191 (このIDを非表示/違反報告)
- いい話ですねー(*`・ω・)ゞ (2018年8月20日 19時) (レス) id: 253e047399 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:綺羅 | 作成日時:2017年1月13日 20時

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