同等17歳 ページ17
山「俺が悪いんだ…全部」
悲愴が混ざる掠れ気味の声。
その姿を見る限り、さっき芳を追い詰めてたのと同一人物とは到底思えない。
逆にここまで追い込まれてしまった…
貴「__ごめんなさい…
あの夜をバラすと仄めかしたように見えたんでしょう?」
無言で俯いたままの山崎さん。
チラリと見えた唇には
自身の歯がギチギチと食い込んでいた。
貴「別れようって言いたかったんですよね?まだ聞いてないけど…」
私の問いに、
噛んでいた唇をゆっくり緩めて、小さく動かした。
山「…うん。ごめん」
普通の話し声にも聞こえるし、どこか笑いが籠ってて自嘲するようにも聞こえる。
何より今の全体的に彼の様子を見てみれば、それは
許して、と請う姿にも見えてしまった。
その姿に…今までの彼を不意に思い出してしまう。
だから、こんな事を口走ってしまった。
貴「…山崎さん…本当によく謝りますよね」
山「…上司の影響かな」
観念したような力ない声でそう答えてくれた。
最初会った時も、助けてくれた時も、この人はよく謝ってばかりだったな。
仕事柄…あの厳しそうな副長さんの影響なのかな。
こんな状況なのに…真面目に答えてくれる人なんだな、
今また一つ分かった。
貴「私も同じ。
結局それくらいしか貴方を分かってないんです」
そう言った時、何故だか泣きたくなっていた。
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沙月(プロフ) - 友達としてのところはマジで笑いました...二回くらい読み直したかも。そして、最後見たときの僕の突っ込み。『ちぇ。恋愛じゃねーのかよ。(途中までいい感じたったのによぉ?そしてザキ、怖いよ?ん?)』という情緒不安定でした。 (2019年4月10日 1時) (レス) id: b7d8d46a43 (このIDを非表示/違反報告)
綺羅(プロフ) - 雪さん» そうですね。幸せになってほしいです。コメントありがとうございます。 (2019年1月3日 14時) (レス) id: e5295f2ff6 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 山崎どうか幸せになってください (2019年1月3日 12時) (レス) id: 55babfbb1a (このIDを非表示/違反報告)
ハーレクイン(プロフ) - 作者様の作品よく読ませてもらってます!坂本さん最推しなので嬉しいです!最近山崎も好きなのでなんかもう楽しかったです!これからも頑張って下さい!山崎&坂本さんの作品沢山作ってくださいね!(図々しい) (2018年9月6日 23時) (レス) id: b56fa1b191 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - いい話ですねー(*`・ω・)ゞ (2018年8月20日 19時) (レス) id: 253e047399 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綺羅 | 作成日時:2017年1月13日 20時