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どんどんどんどん!!!
「もるでおー!起きてー!もーるーでーおー!」
「だぁぁぁあぁ!!!!うるせぇ!!」
朝っぱらからドアを叩き叫ぶクッソ迷惑なそいつは満面の笑みを浮かべ立っていた
「来ちゃった」
「来ちゃった、じゃねーよ・・・ふぁ・・寝かせろや」
「寝不足?珍しいね」
「まぁな・・・で、何の用?」
「もるでおと一緒にプリキュア見ようと思って!」
「帰れ」
あれからいろいろあって寝れてねーんだよ・・・寝かせてくれ・・・
「え〜いいじゃん!見よーよー!」
「・・・。・・・騒いだらそっこー帰らす」
「いぇーい!おっじゃっましーます」
朝から元気だなこいつ
「で、プリキュアじゃねーんだろ?」
「さっすが!じゃーん!℞lYさんのライブチケット!いる?」
そいつは紙切れをライブのチケットだと言う
は?・・・ライブすんの?でもなんも言ってなかった・・
「本人はなんも言ってなかったけど」
「あ、うん。言ってないと思うよ?だって、℞lYさんはNiNaさんだし」
「・・・マジで言ってる?」
「マジマジ大マジ。声一緒でしょ?」
「確かに・・・でもなんで・・・つかそれ本物?ただの紙切れにしか見えないんだけど」
紙切れというか、レシートにも見える
「え、だって俺の企画だもん。それに本人からカミングアウトされたしね」
「あと、これチケットになる前のやつだから」
よっこいせ、と、そいつは立ち上がる
「んじゃな!コーヒーありがと。やっぱもるでおの淹れるコーヒーはうまいわぁ」
「あっそ。お前さ、もるでおってのやめろよ」
知り合いに呼ばれると違和感がある
「はいはい、じゃあね、響夜」
「おう」
そいつは何も残さずに帰った・・・ってチケット置いてってるし
俺の返事聞かなかったけど、いいのか?
・・・ごめん返事聞くの忘れた!行く?行かない?
おい
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作者名:罪夜 | 作成日時:2017年8月27日 23時