1話 ページ2
＿＿この出来事は1年生の春だった
『なぁ…もう一回しよ？』
「り、寮長…っ」
目の前の善がっている後輩を見て、にやりと笑ってはベットをギシギシと音を立てる
こうやってたくさんの生徒を落としては食べてきた、もう手の指だけは足りない
幸せそうに笑っている奴が嫌いだ
無邪気に笑っているやつが嫌いだ
脳天気なやつが嫌いだ
馬鹿が嫌いだ
真昼間の寮の一室で二人の男が身体を重ねる
低い声と高い声が混ざり合う
そんな最中、立て付けの悪い扉が高い音を立てて開いた
「…………A…？」
『…っん、は、、ぁ……？……カリム、様…』
かつて忠義を捧げ、命をかけて守りたいと思い、命をかけて守ると誓った主人がそこにいた
「どうしてお前が、ここに……？それに何やって…」
『はぁ…？そんな貴方には関係ないでしょう
今イケそうなんで出てってくれません？？10分もあれば終わりますんで』
ジトッ…と目を見開いているかつての主人を睨み、目の前の相手に集中する
高い声が漏れると逃げ出すように部屋から退出した
退出する直前に聞こえた別の声
「カリム？どうしたんだ」と疑問そうに近づいてきたあの男の声
その声を聞く度に脳裏に何度もあの夜が浮かんで、頭が痛くなる
『…っあぁ、そうそう
いい子だねぇ 気持ちいいよ 上手だ』
いっそ壊して、何も考えられないようにして
壊れさせて欲しい
揺さぶられる感覚を感じながら目を閉じた
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為人(プロフ) - サイコパス人間さん» ありがとうございます！頑張りますね！ (2020年8月17日 0時) (
レス) id: 8ac863d303 (このIDを非表示/違反報告)
サイコパス人間 - 頑張ってください！！これからも頑張ってください！ (2020年8月16日 23時) (レス) id: a7568b633b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：為人 x他2人 | 作成日時：2020年7月12日 2時
