２７話 ページ29
薬研視点
三日月の旦那が嫌なものを感じると言っていた。
まあ、その正体は検非違使だったわけだが…どうして健斗が居るときに来るんだよ……
検非違使達の練度は98、対して俺っちの練度は90…そして短刀と太刀+大太刀だ、勝てるか…？
いや、勝たなきゃいけないんだ、皆と本丸に戻らなくては。
「ぐっ……」
くそっ、やはり強い…夜戦というわけじゃないから強い力も出せない…だが、短刀を舐めてもらっちゃ困るんだ！！
「柄まで通ったぞぉぉ！！」
よし！改心の一撃を出せた！自分の戦闘に夢中だったが、皆もかなり苦戦してたみたいだ。
健斗「誰が相手でも、俺は負けない！」
！！健斗も改心の一撃を…
凄く力強い声だ、殺気も籠っている…
あ、残りの検非違使ーっと………
「…よし、後２体だな」
残りは２体だけ、６対２なら勝てるか
燭台切「うん…っ！薬研君！後ろ！」
燭台切の旦那がそう言った瞬間、俺っちは後ろを見た
「は、」
…………隠れていた大太刀が俺っちの頭上で刀を振りかざしていた。
(あ、これ、切られるなぁ、体が疲労で上手く動かねぇや…今は中傷だしこの攻撃を受けたら折れちまうかな…)
(いち兄…ごめん、弟達と健斗のことは頼んだぞ)
ザクッ
刀が肉を裂く音がする、本来ならここで痛みが来るはず、来るはずなんだ、なのに…どうして来ない？？
健斗「くぅ…いってぇ…」
「…え？」
健斗？いつの間に…どうして前に？…俺っちを庇って…？
そんな！健斗は俺っちのよりも練度は低いだろうに！大太刀の攻撃なんか受けたら…良くても折れる寸前になるぞ！？
「あ、あぁ…どうして、どうして俺っちなんか庇ったんだよ！」
嫌だ、俺っちが折れるのは構わない、だけど、健斗が折れるのは嫌だ！！
俺っちの目からは涙がボロボロと流れていた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 186人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ノルン(プロフ) - さっそく更新お疲れ様です！嬉しいです いよいよ長谷部とご対面ですね！更新楽しみに待ってます!! (2018年12月5日 21時) (
レス) id: 265a916812 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - ノルンさん» わー！コメント有難う御座います!!更新頑張ります！(ゝω・´★) (2018年12月5日 21時) (レス) id: 5afb2539cb (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - 面白いです！これからどうなっていくのか楽しみに待ってます！更新ファイトです！ (2018年12月5日 20時) (レス) id: 265a916812 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：零 | 作成日時：2018年11月26日 1時
