31.漸く繋がった、互いの想ヒ ページ32
『ずっと、貴方は私のことを気にかけてくれた。...だからでしょうか。
いつの間にか貴方の事が好きになってました。』
与謝野先生に言われたとおり私は、自分の想いを思いのままに伝える
目尻が少し熱くなるのが分かった
敦「あはは、先、超されちゃった。」
顔を上げると彼の笑顔が見えた
敦「僕も君が好き。いつからだろうね。
...おそらく、一目惚れだ。
会った時からずっと。...だから。」
僕と、付き合ってくれますか___?
『っ!勿論っですっ!!』
敦「えっ!ど、如何して泣いてるの!?」
いつの間にか目から大粒の涙が零れていた
『っ...嬉しくて...!』
拝啓 お兄さん
天国で幸せに暮らしておられますか?
私、やっと本当の幸せを知られた気がします
全て、あなたのおかげてす
私は自身の異能力であなたを殺めてしまったけど...
許してほしい、とは云いません
ただ、一つ聞いてくださいますか?
ありがとうございました。
それだけでも、聞いてくださればもう思い残すことはありません
どうか、お元気で。
草々 A
_____
与「これでよかったのかイ?太宰?」
そんな二人を眺めながら与謝野先生は太宰に電話をする
太「嗚呼。最高のハッピーエンドじゃあないか。」
ふっ、と与謝野先生は笑い、空に浮かんだ月を眺めていた
完
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空白 - 私なのか僕なのか… (2020年1月16日 0時) (レス) id: 3ab98cba01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雫size | 作成日時:2019年11月10日 18時