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29.恋情を知らぬ私 ページ30

あの舞踏会から約一ヶ月が経とうとしていた
ある朝


私は自分で作ったベーコンエッグトーストを頬張りながら考え事をしていた



おそらく原因は敦くんだ

最近、彼を見ると胸がきゅうっ、と締め付けられるのだ



この気持ちは何なの...？



『...よしっ！』



こういう時は与謝野先生に相談じゃい！！



＿＿＿＿＿

与「...で、妾の所に来た、と。」



『はい。』



すると与謝野先生ははあ、とため息をつき此方をちらりと見る

そしてまた、はあ、とため息をつくのだった


『な、何ですか！？』



与「あのねエ...アンタ、鈍感すぎやしないかイ？」



『...え？』



分からない、と云わんばかりに与謝野先生を見る



与謝野先生は口角を上げて云った



与「恋だよ、恋。アンタは敦に恋してンの。」



......。

こい...恋！？

私が！？敦くんに！？嘘でしょ！？



与「ははーん...その反応を見るに初恋だね、アンタ。」



『...与謝野先生。私、如何すればいいんですか...？』



私は恋情というものを知らなかった

光の世界すら知らなかったのだ



それら全て彼...敦くんに教えてもらったから



与「簡単なことさ。気持ちを伝えればいい。
自分の思いのままにぶつけてみな。」

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空白 - 私なのか僕なのか… (2020年1月16日 0時) (レス) id: 3ab98cba01 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名：雫size | 作成日時：2019年11月10日 18時

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