20.招待状 ページ21
私の今の状況。
私の喉近くに羅生門の刃がある...
芥「...貴様、どういうことだ?
自身を育ててくれた者を、殺したのか?」
私ははあ、とため息をついて口を開く
『あの事件以来、私の中に異能力があることを知りました。異能力が暴走したから...あの人を殺してしまったんです。』
私がそう云うとすっ、と羅生門が退く
芥「...そういうことだったのか。」
暫く沈黙の間ができる
やっぱり自然の音が響いていた
芥「...ところで、貴様に頼みたいことがあるのだが。」
『ん?何ですか?』
すると、私の目の前に何かが飛んできた
拾って見てみると、其処には“招待状”と書かれてあった
『...何です?これ。
舞踏会の、招待状...?』
芥「嗚呼。今回、それに僕が潜入捜査として行くことになった。しかし、これに参加するには男女ペアで行かなくてはならなくてな。」
後半になるにつれ、芥川の声色が沈んでいくのが分かる
『成る程。でも、私が行っていいんですか?仮にも私は探偵社員です。
それに、マフィアであればもっと相応しい女性が...』
私はそう言いかけて止めた
私は以前、裏社会をうろついていた身だったため、マフィアの面子は大体把握していたのだ
『んー...お気持ちお察しします...。
ん?でも、銀ちゃんがいらっしゃるじゃないですか。』
芥「銀には断固拒否された...。」
あはは、と私は苦笑いをこぼした
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空白 - 私なのか僕なのか… (2020年1月16日 0時) (レス) id: 3ab98cba01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雫size | 作成日時:2019年11月10日 18時