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光51 ページ7

ゴドジンの宿屋にて一泊することになったハーレイ達は部屋を2部屋借り、男女で分かれ眠りについた

スレイ達の眠りが深くなった頃、ハーレイは1人起き上がり部屋を出た

そのまま宿屋を出たハーレイはゴドジンを見下ろせる高台に座り、空を見上げた

穢れが多い世界だとしても空に輝く星の輝きはとても美しい。かつて()と旅をしていた時と変わらない

「良かったハーレイここにいた」

ハー「スレイ、ライラ……」

しばらく1人かつてを思いながら星空を見上げていると後ろから声が聞こえ振り返るとそこには宿屋で眠っているはずのスレイとライラがいた

ハー「どうしてここに……」

やって来た2人に驚きながら呟く。スレイは少し離れた所に同じく座る。ライラは近くの座れる岩へと腰掛けた

スレイ「何か目が覚めちゃって。そうしたらベットにハーレイがいなくてどこに行ったんだろうと思ってさ……」

ライラ「私も目が覚めてしまいまして部屋を出ましたらスレイさんからハーレイさんがいないことを聞きまして……」

スレイ「目も覚めちゃったから散歩しながらハーレイも探そうかなって……それで散歩しながら探してたらハーレイがここにいたってわけ」

スレイは頬を掻き、ライラは両手を合わせ、2人揃って苦笑いしながらハーレイの下へと来た経緯を説明する

ハー「そうか……」

この主神と導師は……と思いながらハーレイは2人の説明に納得しまた星空を見上げる

スレイ「イズチとはまだ違ったキレイな星空だな〜」

ハーレイから少し離れた場所に座っていたスレイは座った位置から寝転がり星空を見上げながら言う

ハー「山とかの高所だと空気が澄んで夜空が綺麗だそうだ」

教えてもらった知識をハーレイは星空を見たままスレイに言う

スレイ「ゴドジンもだけど、イズチも高い場所にあるもんな」

ゴドジンはわかる。スレイの言う“イズチ“はよくわからないがゴドジンのように高所にある村だということはわかる

ハー「グレイともよく野宿で見た。平地に高所の星空を……」

スレイの話の後しばらく沈黙が続き、続く沈黙に何か話そうかなとスレイが思った時、ハーレイがぽつりと呟く

ハー「何も知らない俺だけど、グレイとの旅で色々知れたんだ……」

スレイ「そっか……すごいんだなぁグレイスさんって!」

懐かしそうにぽつりと呟くハーレイにスレイは詳しくは聞かず笑顔でハーレイの言葉を肯定する

その後もハーレイはぽつりぽつりと呟いていくのだったー……

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作者名:クーシー | 作成日時:2023年2月26日 22時

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