〔TOARISE〕四星の軌跡2 (ページ29)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:1,547 hit

メナンシア　１１章ページ29

黒猫を追っていくと採掘場の前を曲がって通り過ぎていく

アルフェン達は黒猫を追っていくと街と比べあまり整備されていなさそうな辺りへと来た

そして、黒猫は追ってきたアルフェン達を見ると木々が生い茂るのが見える地へと向かっていく

リン「どこに行く気なんだろ？」

何処かへ向かう黒猫にリンウェルは悩む

カル「わからないけど今は見失わないように追うしかないな」

リンウェルの言葉にカルヴァンは右目を瞑り(髪で隠れて見えない)言う

黒猫を追ってアルフェン達は木々が生い茂る地に踏み入れる。街から離れたのか街の音が消えた頃にそして少し開けた場所に辿り着く

リン「猫見失っちゃたね」

フルル「フルー……」

少し開けた場所で今まで追ってきているか確認するようにいた黒猫がいないことにリンウェルが周りをキョロキョロと見ながら言う

ユシュ「ジラーヌ樹海……ノームとシルフがここはジラーヌ樹海だって教えてくれたの」

ポツリと呟くように言ったユシュティアにロウがどうしたと聞くと今自分達がいる場所の名をユシュティアが言う

カル「下にどうやら道が続いてるみたいだけど……ズーグルもいるなぁ」

下を覗き込み、目を少し細めながらカルヴァンが言う

アル「倒しながら進んでいくか……」

カルヴァンと同じように木々が生い茂るが下が見える

ロウ「おーしやるか！」

左肩をぐるぐる回しながらロウが言うと

ユシュ「無理せず下へ進んでいくでいいかな？」

ユシュティアがアルフェンに振り返り聞くとアルフェンはあぁと頷いて答える

リン「それじゃあ、進もうよ」

フルル「フールルー」

アルフェンの答えにリンウェルが言うとフルルが同意するように鳴く

シオン「何があるかもわからないで……」

進んでいくアルフェン達４人にシオンは溜息を溢す

カル「はは……まぁ、人数もいるし対応はそれなりに出来るだろうから大丈夫さ」

軽く苦笑いしながらシオンへカルヴァンは言うとシオンはジトリと何を言っているのよと睨むとアルフェン達を追う

カル「何だかんだ言いつつアルフェン達に付き合うシオンもシオンだと思うけどな」

シオンの背に小さくカルヴァンが呟きを溢すと小走りで先を進むアルフェン達を追う

シオンとカルヴァンが追い付き、改めて進んでいくアルフェン達だが、似たような景色のため道に迷いかけたため、

ユシュティアに頼んでノームとシルフの力を借り迷うことなく続く道を進んでいき、最下層で最終地点へと辿り着いたのだったー……