光３２ ページ33
カディッシュとユルールの答えにハーレイ達は顔を見合わせたりして驚く
ユウナ「苦行をした、と？」
顔を引き攣らせながらロゼとスレイ達に聞く
ロゼ「わかりたくない」
ユウナに聞かれたロゼは力無く、左右に首を振って
スレイ「わ、わかんないけど……カディは昔旅したからそれに近かったんじゃないかな？」
頬を掻き、目を泳がせながらスレイはユウナに答える
ハーレイ「……ピュウイ、お前こういう所に来たのか？」
驚き固まっていたハーレイはハッと我に返ると肩にいるピュウイ聞くと、その言葉に困ったように鳴き、ゆらゆらと尻尾も困ったように揺れる
ミクリオ《慣れるもんじゃないだろう!?》
ライラ《い、今はそんなことありませんわ！》
エドナ《そんなことは何かある時ぐらいじゃない？》
デゼル《……無理するな》
スレイの中にいる天族達がいやいやいやいや！と、ハーレイとピュウイの言葉に勢いよく続けて言う
ハーレイもピュウイを撫で、大丈夫だと言いながらうんうんと頷く
カディ「お、おお？」
ユルール「う、うん……？」
勢いよく言うスレイ達にカディッシュとユルールの２人は驚きながら頷く
スレイ「取りあえず２人は無理せず」
ロゼ「ここからは進んで行こうー！」
ユウナ「行こー！」
驚きながらも頷いた２人にスレイは１つ頷くとロゼ達を見て言うとロゼが続けて言うとユウナが服の裾をパタパタさせたままだがロゼの最後の台詞部分を真似て言うと３人は進んで行く
ハーレイ「大丈夫だからな」
ピュウイの頭を撫でるとハーレイも３人の後ろをついて行く
カディ「へいへい」
ガシガシと頭を掻きながらカディッシュとふふとユルールは笑うと後ろをついて行く
〜
更に試練神殿内を進んで行くハーレイ達
ハーレイ「ふぅ……」
ピュウイ「キュ〜」
首だけの憑魔を倒したハーレイは双剣を腰の鞘に戻す。お疲れ様！と言うようにピュウイが鳴く
ユルール「う〜ん……やっぱり僕の技はいまいちだね」
剣を鞘に戻しながらユルールは困ったように苦笑いする
スレイ「あー……」
これまでの道のりでの戦闘を思い出しスレイは微妙な表情になり
ユウナ「ここの憑魔の炎にユルールの氷溶けちゃってるもんね……」
ロゼの隣でユウナがズバッと言うと隣のロゼがうんうんと頷く
ユルール「は、はは……」
暗雲が見えるんじゃないか？という位ユウナとロゼの言葉にユルールは落ち込むのだったー………
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作者名：クーシー | 作成日時：2018年3月24日 22時
