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if:テラリアがライフィセットの器だったら……3 ページ48

カディ「で?何やってた?」

ずっと黙っていたカディッシュがキセルを吹き、真剣な目をさせながらテラリアに聞く

テラリア「彼女、エレノアは私と契約を交わし、私の力に連なる者……従士となった」

カディッシュの嘘所か全てを解っていて聞いてくることにテラリアは真っ直ぐに正直に答える

カディ「…………………………は?」

ユルール「これはまた……………」

テラリアの言葉にカディッシュとユルールは目を少し見開き驚きながら呟く

テラリア「従士のことを知っているんだな………」

カディッシュとユルールの反応から従士のことを知っているのだと理解する

カディ「うん?あぁ、まぁ………」

ユルール「残っているとは思わなかったけどね」

どこか歯切れの悪いカディッシュに意味深なことを言うユルールにエレノアとテラリアは顔を見合わせる

テラリア「兎に角これで彼女はエレノアは敵ではない」

ユルールとカディッシュの二人の目を見ながら力強くテラリアが言う

エレノア「貴女……」

カディ「……」

テラリアの言葉にエレノアはどこか不思議そうに驚き、カディッシュは面倒くさそうに溜息を吐く

ユルール「う〜ん……………」

困ったようにユルールは左頬を掻き苦笑いをする

そうこうしているとベルベット達がやって来てエレノアはベルベットに再戦を申し込む

アイゼン「ライフィセットは?」

エレノアとベルベットがやり取りをしている間にテラリアは座り込む

そんな座り込んでいるテラリアにアイゼンとロクロウ、カディッシュが近付きながら聞く

テラリア「大丈夫だ。眠っている」

胸に右手を当てながらアイゼンに答える

ロクロウ「エレノアは対魔士の力はどうした?」

首を傾げながらロクロウがテラリアに聞く

テラリア「ああ。私の力に連なる者従士となったことで対魔士の力は復活したはずだ」

ロクロウ「従士?」

従士という言葉に眉間に皺を寄せるアイゼンにロクロウは首を傾げる

テラリア「私も詳しくはわからないからあれだが……以前のように対魔士の力を奮うことが出来る。兎に角彼女はエレノアは敵ではないということだ」

説明をするテラリアにロクロウは首を傾げていたが何となくわかったと言い、アイゼンは難しい顔して黙り込む

テラリア「ペソ……私は何か間違えたことを言っただろうか?」

ペソ「キュウ」

肩にいるペソに聞こえるように小さな声で聞くと左右に首を振ると尻尾でテラリアの頬を撫でるのだったー…

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作者名:クーシー | 作成日時:2018年2月4日 20時

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