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第七十ニ話:聖殿パラミデスへ  四章 ページ24

ユルール「仕方がないかもね……地形的にもね……」

エレノアの言葉にユルールが苦笑いしながら左手首を押さえて言う。そんなユルールをライフィセットが大丈夫かな?と心配そうに見る

1つ前で起きた大きな戦闘(連戦となったワンダリングエネミーに甲種業魔との戦闘)でユルールは技を放った時に体勢を崩してしまい、更にその時に無理に左手で体勢を留めて業魔を倒したものの左手首を痛めてしまった

そのことに気付いたライフィセットとアイゼンから治療と先頭の交代をしていた

アイゼン「あぁ……」

ユルールの言葉に同意するアイゼンも疲れているのか、何時も以上に顔が怖くなっていた

フィ「もう少しでパラミデスかな?」

エレノア達よりも先に進んで戦闘をしていたライフィセットが戦闘を終えると後ろを振り返って言う

テラリア「そのはずだが……」

戦闘が終わったことで弓を粒子に変えて仕舞ったテラリアが顎に手を当て思い出しながら言う

ベル「時間掛かったわね」

地形のせいか戦闘は時間が掛かりながらも半分以上を過ぎ、目的地まで目前だとテラリアの言葉で理解したベルベットが戦闘で下げていた顔を上げ、業魔手を戻しながら言う

ユルール「あれがパラミデスだね……」

ベルベットと同じ方向を見ながらユルールが小さく呟く。その方向には薄っすら見える建物がある

テラリア「(強い水の力を感じる……)遠くからでもわかるな……澄んだ水のように綺麗な建物だ」

聖殿パラミデスから水の力を感じ取り目を閉じより感じたの確認すると目を開け言う

カディ「侵入者避けはおそらく水を使った仕掛けだろうな」

同じように聖殿パラミデスの方向を見ていたカディッシュがキセルを吸い、気怠げに言う

アイゼン「ああ」

その言葉にアイゼンも腕を組み、同じように聖殿パラミデスの方向を見ながら頷く

エレノア「とにかく、入る前にここで話していても進みませんからパラミデスに向かいましょう」

戦闘を終え、槍を仕舞ったエレノアが皆と同じように聖殿パラミデスを見ると、ベルベットに向き直り言う

ベル「そうね。行きましょ」

エレノアの言葉にベルベットが頷くと走って聖殿パラミデスへ向かう

テラリア「ああ」

ロクロウ達も頷くと同じように走り出し、テラリアも応えると同じように走り出して聖殿パラミデスへと向かう

そうして走ってやって来た聖殿パラミデスでテラリア達が見たのは、入口を守っていた対魔士達が倒れている姿だったー………

第七十三話:聖殿パラミデスへ  五章→←第七十一話:聖殿パラミデスへ  三章



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作者名:クーシー | 作成日時:2018年2月4日 20時

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