〔WT〕孤独なスナイパー

第二話:佐鳥との出会い ページ5

閃が入隊後、スナイパーをやり始め初のスナイパー志望者に対しての説明を東と共にすることになったが

閃「よりによってこんな時に長引くんだ……！」

その説明の前に閃は防衛任務があり、終わった直後、警戒区域を猛スピードで走り本部の中も走り訓練室に向かう

訓練室に着くと説明を東と火澄がし終えていた

閃「(はぁ……やっちまった)」

大丈夫だと言う二人に内心気づかれないようにため息をする閃

東に言われた実演をした後、訓練生に実際にトリガーで撃ってもらっている

東、火澄、閃はトラブルがないかを離れた位置から歩き見ていた

閃「(取り敢えず何も無さそうだな)」

そう思いホッとした閃

「あの的に当たんないんですけど、どうすればいいですか？」

そう閃に聞く訓練生

閃「取り敢えず的に向かって撃ってみろ」

閃に聞いてきた訓練生に近づきながらそう答える閃

「はい！」

閃の言葉に頷きながら数発的に向かって撃つ訓練生

閃「(あ〜…成る程な……これは的に当たらないわな)」

訓練生の撃ち方を見てそう思う閃

閃「撃つ時に重心がぶれてる。おまけにトリガーの方の銃身もぶれる。そんなんじゃ一生的に当たらない」

訓練生にキッパリとそう言う閃

「え〜！どうすればいいんですか？」

閃の言葉に驚き、慌ててそう聞く訓練生

閃「いいかまず……」

丁寧にイーグレットの構え方、持ち方、撃ち方を訓練生に教える閃

閃「じゃあそれで撃ってみろ」

「は、はい」

閃に教わった構え方、持ち方、撃ち方で的に向かって撃つ訓練生

訓練生が撃ったトリオン弾丸は的の中心を射ぬいていた

「やった！当たった！当たりました！」

嬉しくなった訓練生は閃にそう的を指差しながら言う

閃「今教えた撃ち方で確認しないで撃てるようになればＢ級になっても通用する」

と助言する閃

「本当ですか!?教えてくれてありがとうございます！あ、俺佐鳥賢っていいます！」

と閃に礼を言い、自己紹介する訓練生・佐鳥賢

閃「ああ。俺は近衛閃。何かあればあそこにいる東さんか俺に。じゃあ」

そう言って佐鳥の側から離れる閃

佐鳥「また何かあったら教えてください！」

去る閃にそう言う佐鳥

この後、閃は何故か佐鳥の師匠になり佐鳥に教えていくことになるのだった

これが後のＡ級５位嵐山隊スナイパー佐鳥賢と閃との出会いー…

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