その甘い匂いを俺だけのものにさせて。【竈門炭治郎】

甘い匂い　３４ ページ36

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　よし！まずは師範に伝えなきゃ…！一番…一番お世話になった師範に…！そしてカナエさんに！



　廊下を歩いていると師範の後ろ姿が見えた


　 『師範!』


「あら？A、どうしたんですか？」

　
　『あの実は私！』

少し興奮気味に話すと師範は何かに感づいたように微笑んだ


「善逸君とのことですね」

　『…！何でそれを…』


「前の善逸君とAの会話を見てて気付きました」

前…多分私が目覚めた時の会話かな…

　『…今思い出すと恥ずかしいです…』

「私は良いと思いますよ 二人とも幸せそうで…！」

師範…

「おめでとう、A」


　『…〜！師範…ありがとうございます！』

　
師範は「他の隊士の方の体調を見に行かないといけないので…」と言い、微笑みながら廊下を歩いていった



　私はカナエさんの仏壇へ行きお供えをした


『カナエさん、あの時私を助けてくれてありがとうございました…』

『カナエさんが助けてくれてなかったら…私はこんな幸せではなかったと思います…カナエさんも…幸せでいてください…』

カナエさんに手を合わせて感謝をした


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私はカナヲ、伊之助など色々な人に報告していった



　『最後は…炭治郎かな！』


私は急ぎ足で炭治郎の元へ行った


　









炭治郎が壊れてしまうことを知らずに＿＿

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