シスコン☆ドクター。３〈橙〉

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裕side




裕「謝ることあらへんよ^^

マルのことも嫌いやないもんな？笑」


「…隆くん、嫌いなんて言って

ごめんね……？(泣)」


隆「ええんよ…

もっと早く病院連れてくれば

こんな痛い思いすることなかったんに…

今回のは兄ちゃんが悪かったわ。

ほんまごめんな？」


「んーん…ｸﾞｽｯ…

ね……私、入院……？(泣)」


隆「ん……せやなぁ……。

入院してゆっくり休んではよ治そ？

点滴だけやから…

もう痛いことは何もないからな(撫」


「……っ…ｸﾞｽｯ………うん…(泣)」


あれ……絶対嫌がると思ったんに…。


マルもおとなしく入院を受け入れた
Aちゃんに戸惑いつつも
優しく頭を撫でてあげとる。


裕「偉いな、Aちゃん…

先生そばにおるから頑張ろな^^

マルは今日どうするん？泊まるん？」


隆「ん、泊まろかなって…」


「だめっ…!!

隆くんお家帰って…休まないと……(涙)」


隆「A……」


「私大丈夫だから…っ…」


裕「…Aちゃんのことは

俺が見とくし帰って休んだら？」


隆「でも……っ」


いろいろ話し合った結果、
Aちゃんが眠ったらマルも帰る、
ということで落ち着いて、
マルに頭を撫でられながら
またすぐに眠ってしもうた
Aちゃんを見て、
マルも渋々帰って行った。


明日めっちゃ朝早く
出勤して来るやろなぁ…(笑)


残ってる仕事を片付けつつ、
こまめにAちゃんの様子も見に行く。


さっき行ってから30分くらい経ったし
もう一回様子見に行こうかな。


そーっと病室の扉を開けると、
"ｸﾞｽｯ…"って弱々しい泣き声が…。


裕「Aちゃん？どないしたん？」


「ｸﾞｽｯ…なんでもない…です…っ」


裕「なんでもないことないやろ。

先生に教えて？大丈夫やから。」


「んっ……ｸﾞｽｯ………寂し……(泣)」


裕「そっか、寂しかったんやな^^(撫

ほな先生傍におったろ。」


ほんとはマルに傍におって
欲しかったんやろな。


でもマルが休めへんから、
大丈夫なんて強がり言って…。


「横山先生も……もう…帰らきゃ……(泣)」


ほら、またそうやって
人のことばっか気にする…(笑)


裕「俺は大丈夫やから。

Aちゃん、もっと甘えてええねんで？

先生ずっと傍におったるからな^^

安心して寝ぇ^^」


布団の上からお腹をとんとんしてると
またあっという間に夢の中へ。


病院におるの嫌やろから…
なるべく早く退院させたげなあかんな。

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